
大相撲を見るのが楽しみだった時代があるが、最近は観にくい。朝青竜に始まり白鵬のモンゴル横綱の格闘技には伝統の相撲美が薄れ、醜い。
やはりモンゴル遊牧民族の価値観は農耕民族の美意識と乖離しているようである。
相撲における相手は家畜とは違うのである。家畜は食い物にするモノであるが、大相撲の相手は相撲美を演技する仲間なのだろう。
新横綱照ノ富士の包帯姿の土俵入りは醜いと思う。土俵入りの時だけでも包帯無しが美しい。無理なら肌色の目立たない包帯を着用するのが神聖な土俵入りをする横綱の心構えだろう。
稲作では水を皆で分け合うのが村社会の掟であるが、牧畜民族の深層心理は獲物は自分の努力の結晶故に総取りが常識だからモンゴルに全額仕送りするなら相撲村は崩壊する。
優勝賞金は親方・行司・呼出など裏方のお陰に報いる為に還元するのが横綱の務めと思うのである。事あるごとに贈り物をする、日本の贈答文化を理解できるなら日本国籍がなくとも万人が日本人と認めるだろう。