風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

生き残りの国有鉄道 649号

2009年09月13日 06時02分05秒 | 随想
宇奈月温泉から黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で黒部川を遡り、誰でも欅平で観光できる。別の鉄道で黒部ダムに到達するが、関係者以外は乗車できない。

黒部ダムの観光客は富山地方鉄道の立山駅から、立山黒部アルペンルートで雑多な交通手段で運ばれる。独占だから約8千円の運賃。

同じ千寿ヶ原の立山始発の国有鉄道が現役である。立山連峰が源流で富山湾に注ぐ暴流・常願寺川の砂防ダム建設の人員・資材輸送の国交省砂防工事専用軌道である。急勾配でスイッチバック38回、急斜面を這い上がる軌間61cmの線路で気動車が3両のトロッコを引く。抽選で乗車出来るが極々少数。

廃線なら下流域の市民が土砂の下に埋もれてしまう生命線の国鉄である。

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