風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

男の城の理想像

2011年06月22日 07時52分26秒 | 随想

太陽が燦燦と降り注ぐ背山臨水の地を、左右から砂と呼ばれる丘陵もしくは背後の山よりも低い山で囲む。背後の山が玄武、前方の水が朱雀、玄武を背にして左側の砂が青龍、右側が白虎の四神相応。

川原に立って山を見れば、東には畑が広がり、西には里山がある。

畑に小川の水の音、里山で小鳥が鳴いている。兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川。

方丈のあばら家を建てる。囲炉裏を部屋の真ん中に据える。寝床は畳一枚。

朝日起床、日没就寝、太陽に抱かれ畑で野菜作り、里山で薪を拾い集め、雨が降れば半畳に座り読書三昧、釜戸で炊飯、囲炉裏で野菜を煮たり焼いたり、一日が暮れる。

近所の川漁師が岩魚、マタギが猪肉・熊肉、杣夫は松茸のお裾分け、囲炉裏を囲んで酒を飲む。土産に野菜を用意する。

座って半畳寝て一畳、四畳半は男の城、天下取り。


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