太陽が燦燦と降り注ぐ背山臨水の地を、左右から砂と呼ばれる丘陵もしくは背後の山よりも低い山で囲む。背後の山が玄武、前方の水が朱雀、玄武を背にして左側の砂が青龍、右側が白虎の四神相応。
川原に立って山を見れば、東には畑が広がり、西には里山がある。
畑に小川の水の音、里山で小鳥が鳴いている。兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川。
方丈のあばら家を建てる。囲炉裏を部屋の真ん中に据える。寝床は畳一枚。
朝日起床、日没就寝、太陽に抱かれ畑で野菜作り、里山で薪を拾い集め、雨が降れば半畳に座り読書三昧、釜戸で炊飯、囲炉裏で野菜を煮たり焼いたり、一日が暮れる。
近所の川漁師が岩魚、マタギが猪肉・熊肉、杣夫は松茸のお裾分け、囲炉裏を囲んで酒を飲む。土産に野菜を用意する。
座って半畳寝て一畳、四畳半は男の城、天下取り。