願望では12時から東京湾を小笠原丸で周遊する予定だったが、9月中旬の東京都港湾局の落選で叶わない。
JRの秋の乗り放題パスの一人旅で傷心を癒やす為に時刻表を読んで気が付いた。
国鉄が民営化し大きく変化した点は乗客の多様な利便性を排除し、経済を優先させる新幹線万能が際立つ。
速度向上で早く目的地に到達する事が勝れた哲学だろうか。
例えば東京から高松に移動する手段を考察する。
飛行機は羽田発7時25分のANA531便で高松空港8時45分着。
新幹線は東京駅を6時始発のぞみ一号に乗車、岡山でマリンライナーに乗換え9時12分に高松駅。
在来線の東京駅22時発のサンライズ瀬戸なら7時27分に高松駅。
高速バスのドリーム高松号なら7時14分に停留場に到着。
飛行機に負けられないと時速500キロの列車を走らせる民営鉄道があるが、飛行機はブービー、新幹線は最低。
速度が遅くとも頑張れば負けない、落ちこぼれだって頑張れば如何にか成る、溜飲が下がる思いで傷心が癒やされ、一人旅も必要ない。