風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

莫妄想も妄想 529号

2009年05月01日 09時31分57秒 | 随想
天然ガス・石油は地下資源でエネルギー源である。科学的には炭化水素で、地表の酸素と結合すると熱を発生し、水と炭酸ガスになる。

メタン・エタン・プロパン・ブタンは気体の天然ガスである。炭素が増えると沸点が変わり、液体・固体になる。

炭素数5のペンタンから石油である。沸点150度までのガソリンは3割、150~300度が灯油・軽油、250~350度が重油で4割半、潤滑油と残滓の固体のアスファルトが2割半である。石油は捨てるところが無いが、炭酸ガスを捨てている。

石油枯渇の警告が語られたが、1970年の35年で、2007年は41.6年と消費すると増加する奇妙な数字である。

神のみぞ知る埋蔵量、生物由来説のストックの悲観論と地殻変動の無機成因論、バクテリア生産説のフローの楽観論、人間が妄想する。

原始人は、太陽中心の自然と同化して暮していた。万物の霊長として神が授けた考える能力が妄想し、その拡大再生産が、山川草木一切有情に多大な迷惑を掛けている。

「海に行って海の久遠を眺め お弁当を食べる 少しの貝と少しのノリを採り 薪にする流木を拾い集めて 一日を暮らす

山に行って山の静けさにひたり お弁当を食べる ツワブキの新芽と少しのヨモギ 薪にする枯木を拾い集めて 一日暮らす

一生を暮らすのではない ただ一日一日、一日一日を 暮らしてゆくのだ」

吾、唯、足るを知る、シンプルライフが輝いている。屋久島に住んだ山尾三省の詩であるが、今はもういない。有ると便利な石油が無くても暮していける。莫妄想。

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