台風の影響で町内行事の夏の盆踊りに続いて秋の祭りが中止になる。
神輿を楽しみにして来訪した孫達は、期待はずれで部屋内でお祭り騒ぎ、後始末に大人連は疲労困憊、元気が無い。
しかし町の二大行事が両方とも台風襲来で中止とは椿事が出来、滅多にない。
台風襲来は立春から数えて二百十日頃に多いとするのが農耕民族の定説、産業立国に転換して以来、常識は通用しない。
役員は予算が執行出来ず悩むが、自然現象の中止に異論を述べる町民はいない。
神仏は派手に浪費して金が無いと苦しむよりも、質素倹約を奨励し金権体質の是正を促がしているのだろうか。
