風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

ハイボールでドリカム

2015年12月11日 00時55分51秒 | 随想

サントリーのアンクルトリスを昭和33年にデザインした柳原良平が8月に亡くなった。84歳だった。昭和33年は中学生だったが、親父が角瓶を飲んでいたのでサントリーは知っていた。

社会人になって、barで安酒のトリスを飲んで、何時か角瓶を飲んでやろうと思った記憶がある。酒税の関係で角瓶はトリスの倍以上の価格だった。

今はアンクルトリスをデザインした350mlアルミ缶のトリスハイボールがコンビニで手に入り、アンクルトリスをデザインした賞品が当たる「おうちでトリスbarキャンペーン」中である。

缶に貼ってあるシールを剥がすと7桁の数字が2段に印刷されていて、サントリーのホームページにアクセス、数字を入力するとスロットルが回転し、アンクルトリスが3個並ぶと大当たり、全国で1500人が的中する。理論上の確率は9999999×9999999分の1500だから、的中は宝くじより難しい。

しかし、しかし、何と24回挑戦したオイラは的中したのである。確率24分の1、奇跡だ。

たぶんスロットルは方便で、シリアルナンバーで当選が決定されるのだろう。そうでなければ、1500人の当選を管理できない。

三億円の賞金なら狂喜乱舞するのが世間常識だろうが、アンクルトリスのファンにとっては値千金、長年の思いが天国か極楽にいます柳原良平に通じた。


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