風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

下衆の勘繰り

2021年06月30日 11時00分16秒 | 随想

JOCの山下泰裕会長は、東京五輪での目標として掲げた過去最多の「金メダル30個」という目標について「コロナ禍で前提条件が崩れ30個にどれだけの価値があるかわからない。いま目指すかと言われたらはっきり“ノー”という」

東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」にJOCは報奨金として金メダル獲得で1人500万円を全選手と首脳陣に支給する。

JOCの方針は朝令暮改、整合性に欠け、不信の念を強くするのである。

野球の金メダルは選手分24個獲得と計算するのだろうか。

コロナ禍の深刻な蔓延で無観客が最後の砦、中止も現実味を帯びてきたら、900億円と予算化した入場料収入が無に帰すのに、1億5000万円の財源が有るのだろうか。

金メダルを獲得しても、選手は受領に躊躇するだろう。

ベナントレースで好成績を収め、来季の契約金の増額を目指すのがプロ野球選手の職業なのだろう。

金メダルの一時金は悪銭で身につかない。青少年の野球熱支援に寄付したり、しばしば破損するバットの樹木を育成するアオダモ森林事業に贈呈するなりするのが、参加するのに意義がある五輪精神を全うする職業人の姿と思ったりする。ならば金メダルは燦然と輝き、値千金になる。


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