風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

差別なき平等は不平等 557号

2009年06月02日 08時08分18秒 | 随想
奈良の法隆寺の旅の帰路は、京奈和自動車道の木津ICから城陽ICで国道24号大久保バイパスを走り、巨椋ICから京滋バイパス、瀬田東ICから名神高速道、草津JCTで新名神高速道、亀山JCTから東名阪高速道、四日市JCTで伊勢湾岸自動車道に入り豊田JCT、東名高速道を走行して岡崎ICまで2時間半の所要時間だった。

巨椋ICから岡崎ICまでは通常は4800円であるが、休日割引が適用されて千円である。

ルートは3つ考えられ、新名神経由は159.6Km、東名ルートは193.7Km、小牧JCTから中央道を経由するMAGロードは224.3Kmで同一料金である。

新名神や湾岸は走路が広く、快適走行でき千円は安いと思うが、東名・名神・東名阪は混雑し、路肩が狭く圧迫感があり、路面が傷んでいるから、割高感がある。

個別採算なら、東名・名神・東名阪は借金を返済済みだろうが、新名神や湾岸は負債が多く、連続した道路だから、助け合うプール制の償還主義が国策である。

時間便益や走行便益を思うと、格差が無いのは公正妥当主義に反すると思うのである。4人乗車で岡崎・奈良が千円なら、鉄道運賃との格差が大き過ぎる差別が発生する。

休日だけ千円均一料金も独断と偏見の権力主義の勤労者優先の差別政策である。毎日が休日の老人は、平日に利用することで、混雑の平準化の社会貢献ができると思うのである。老人割引を設定することは差別ある平等で、老人は間もなく認知症で免許資格を喪失する差別の暴力が存在するのである。

政治が御都合主義なのだから、老人の都合を述べても不都合は無い。間もなくこの世を去る定めの人間を大切にする心は日本人の心である。差別なき平等はやはり不平等と思うのは、年寄りの僻みで許されないのだろうか。

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