聴客に三つの題を出させて一席の落語をつくる三題噺、真似たいと思う。落ちは無いが落第だろう。
人生の楽園、参禅、飯田市ワーホリの三つの題目。
「今週は何かいいことありましたか。私ね、思うんですよ。人生には楽園が必要だってね」のテレビ番組で飯田市のワーキングホリディの視聴したのは10数年前だった。たまたま飯田市に問い合わせたところ、座光寺の篠田農園を紹介され、初回の好印象で以後しばしば通い今年は14年目、果樹の摘果、薪割り、草刈等々経験したが、高齢になり最後の砦が市田柿の皮むきの軽作業、コロナ禍でワーホリは中止であるが、長年の付き合いの功徳で個人的に要請される。頼まれて断るのは人間として如何なものか、喜んで出掛ける。
たまたま新聞広告に参禅会が目に留まり応募したら、初回の好印象で岡崎の永泉寺住職鷲見俊哉師の人柄に引かれしばしば通うことに成ったが、昨年末に逝去され途絶えた。老師は同い年、禅画の腕は超一流で有るが名声を嫌い田舎で曹洞禅を細々と布教する。
たまたま参禅仲間の「噂の和多留」に遭遇し、「恥かく、義理かく、礼儀かく」で腹黒い三遊亭円楽と同様に友達がいないのであるが、今でも友達付き合いが継続する希な御人で、演歌歌手として、画家として超一流と思うのであるが、本人が名声を嫌い田舎で細々と活動するのは国家的損失と思うのである。
永泉寺住職の葬儀の際に「噂の和多留」から「34回春の歌まつり」の案内を頂戴したら、何と会場が飯田市鼎文化センター、援農先の座光寺から至近距離である。援農先の女将さんに前売入場券の購入を「噂の和多留」の友人で共に出演する飯田市の演歌歌手藤和也音楽事務所から購入依頼し、2月に手元に届いた。
3月に成るとコロナ禍発生、美しい声の「藤和也の妻」から延期の知らせ、その後数度の延期を経て、来る11月14日に予定通り開催する旨の「噂の和多留」電話が昨日あった。
10月末日から11月8日頃まで飯田市座光寺で市田柿の皮むき、11月14日は「噂の和多留」のコンサート、15日は信州リンゴ狩りに援農先から招待されるから一族郎党で果樹園に集うだろう。
「縁は異なもの味なもの」性欲に留まらず、食欲にも通用する諺の様である。