
世界一安全な国を自慢できた時代は「渡る世間に鬼はなし」だったが、最近の世間は「人を見たら泥棒と思え」が優勢の様である。
町を歩くとマスク姿が目に付く。新型コロナウイルスによる肺炎の被害者にならない為なのか、加害者にならない為なのか、見解は人間性の発露、感染経路が不明であるから濃厚接触を回避するのが賢明な行為なのだろう。
万物の霊長である人間は攻撃の「矛」は強力で自然破壊を継続するが、自然の猛威に対する防御の「盾」は無く矛盾はない。
自然の「怨霊」の怒りと畏怖し、これを鎮めて「御霊」とすることにより祟りを免れ、平穏と繁栄を実現しようとするなら「モノで栄えて心が荒む」穢土と決別し、心の時代の浄土になるのだろうか、煩悩多き人間社会では妄想だろうか。