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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

目の上のたんこぶ 575号

2009年06月25日 05時08分33秒 | 随想
見上げる目線、見下す目線があり、人の心が現れる。

「目の上のたんこぶ」は、部下が上司を、子が親を、妻が夫を見上げる目線の印象が強い。階級社会、縦社会の封建制のニュアンスがある。

尊敬の眼で眺める心と理解するなら平和維持が可能であるが、濡れ落葉・粗大ゴミと思うなら戦争状態に突入する。

見下す目線は、目下のクマ、目じりのカラスの足跡とでも例えるのだろうか、鏡がないと見ることが出来ない。

鞭影を見て走る人間相手なら笑顔でいられるが、道楽息子や浜ちゃん相手なら顔付きが醜悪になる。

I can never get any work done when he's around. He's a constant obstacle.

狩猟民族の英語表現では絶えず邪魔になる天敵と解釈するから、戦争が尽きることが無い。

農耕民族の日本人の繊細な心は「壺坂霊験記」の浪花節「妻は夫を労わりつ、夫は妻を慕いつつ」の名調子の阿吽の呼吸で、平和の鳩が乱舞する民主的な上下の無い等高目線なのである。

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