風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

オバマ氏は褐色人種 392号

2008年11月07日 17時47分37秒 | 随想
第44代アメリカ合衆国大統領になるバラック・フセイン・オバマ・ジュニアはハワイ州ホノルル生まれで、実父のバラク・オバマ・シニアはケニアのニャンゴマ・コゲロ生まれのイスラム教徒の黒人で、母親はカンザス州出身の白人の混血人種である。黒と白を混ぜると灰色になる。

父から見ると黒人であり、母から見ると白人である。和製英語ではハーフ、英語はミックスである。アフリカ系アメリカ人と表現する。

言葉による独善と偏見は罪悪である。黒人には多くの善人がいる。白人にも多くの悪人がいる。黄色人種には多くの悪人もいるし善人もいる。心の発露は行動で決まる。

1908年、日本人は笠戸丸でブラジルのコーヒー農家への契約移民として791人が渡海した。1993年に制度が廃止されるまで、およそ30万人が移住した。移民日本人同士の婚姻による2世・3世が誕生したが、ポルトガル語に堪能であるが日本語が話せない。ならば日本人ではなく、ポルトガル人だろうか、ブラジル人なのか。

肌の色の肉体的相違や話し言葉の違い・精神構造の差異の宗教・伝統文化の多様性は些細な事である。人間として、ホモ・サピエンスとして、万物の霊長として人類がなすべきことは、一切有情山川草木の助けを借りて、唯一人類が生存可能な母なる地球に感謝する心である仏教の実践である。

イスラムの父親を持ち、キリスト教に改宗した次期大統領は仏教に宗旨替えする時が来た。

人民の人民による人民のための政治を、己を忘れ他を利するは慈悲の極みの奉仕の精神で政治を司ると世界に平和が訪れる。

同じ言葉の響きの福井県小浜市や長崎県雲仙市の小浜温泉の勝手連も応援している事を肝に銘じ、アメリカの国益のみを考えずに人類の為に貢献して頂きたいと願っている。

白人と黒人の灰色と黄色人種の混合した褐色が、混沌の時代を切り開く色なのだろう。オバマ大統領に欠けているのは黄色人種の精神である。

遺伝学によると人類の母はアフリカのミトコンドリア・イブで黒人だった。原点に返ったのである。

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