
新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査する東海道・山陽ドクターイエローや東北・上越・山形・秋田・北海道イーストアイが人気なのはその希少性と隠密性にある。ダイヤ非公開だから遭遇するのは奇跡である。
在来線にも存在し、JR東海のキヤ95系「ドクター東海」、JR東日本E491系「イーストアイ-E」は交直区間とキヤE193系「イーストアイ-D」は非電化区間仕様がある。
2021年7月に引退した国鉄時代の電気検測試験車「クモヤ443」の後継としてJR西日本は新型総合検測車「DEC741」お披露目の報道を目にした。
「クモヤ443」は電化区間のみを担当していたが、「DEC741」はジーゼルエレクトリックだから非電化区間も検測出来るのである。
JR西日本の非電化区間は如何していたのか、キクヤ141系がドクターイエローだった。
実は2015年4月1日の13時52分に近江塩津駅で偶然遭遇したのだった。
「青春18きっぷ」で城崎温泉に一泊し餘部橋梁に行き、帰路小浜線経由で敦賀、湖西線電車で近江塩津、北陸線の列車を待ち合せの時の奇跡の対面だった。
情報に接し過去を思い出すのは遊行期の老人の娯楽なのだろう。