
一枚の写真がある。三つはそれぞれ2千円の価値がある。
孫達は自動車に興味を持ち、老人は組子細工に関心を持ち、大人の大部分は二千円札に目が向く。
それぞれの人間の価値判断が違うから当然だろう。
二千円紙幣は、2回目の千年紀(ミレニアム)を記念して2〇〇〇年(平成12年)より発行が開始されたD号券で法定通貨であるが、人々から無視され、米と同様に在庫量が豊富で、1万、5千、千円札の意匠変更の仲間外れ、気の毒な存在である。
タンス預金をする際には2千円札にすれば、在庫量が日本銀行から富裕層に移動し、はれてデザインが変更されるだろう。
電子マネーの繁栄で存続の危機にある国立印刷局は仕事が増えれば不景気も好転するだろう。その価値は計り知れない。
富裕層の社会貢献の時期到来と思うのである。頑張って下さい。