斑鳩の里・聖徳太子の法隆寺に遊んだ。奈良時代、父が同じで母が違う兄妹が両親の聖徳太子。天才か阿呆か、近代遺伝学の近親結婚の功罪が不明の時代だった。世間虚仮は諸行無常・諸法無我、唯物是真は寂静涅槃。仏法の三法印と一致する。心の学問が法隆寺の唯識。眼・耳・鼻・舌・身・意の六識。深層心として末那識・阿頼耶識を想定する心理学。喜怒哀楽の人生は八識の組み合わせで無尽蔵の人生が出現する。末那識が世間虚仮、阿頼 . . . 本文を読む
朝焼け小焼けだ大漁だ オオバ鰯の大漁だ 浜は祭りのようだけど 海の中では何万の 鰯の弔いするだろう
金子みすゞの世界を絵にする風の画家・中島潔。
107歳生きた大西良慶師が住んだ音羽山清水寺成就院の障壁画に四作目の大漁を描き「いのちの無常と輝き」を語り掛ける。
ハマチの餌として大量に捕獲した鰯、大漁と狂喜する人間。弱肉強食の現代日本に懐疑的な人間はNHK「クローズアップ現代」の映像には感動す . . . 本文を読む
米人は蹴飛ばしながら歩く。英人は歩きながら考える。仏人は考えた後で歩く。独人は考え込んで歩かない。
邦人は考えないで人の後を歩く。
米国に追いつき、追い越した時、真似する対象が無くなって混迷する日本。
江戸時代は外国の真似が出来ない鎖国政策の為に300有余年、古き良き日本だった。厳格な規律の中で、日本文化が花開いた。
松尾芭蕉は陸奥を歩いた。お伊勢参りは徒歩だった。四国遍路は一歩一歩。
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王様の息子、栄耀栄華、快楽の極みの青年時代。出家苦行6年、菩提樹下で悟り、仏陀となった釈尊。他人に説明不能の高度な内容。二十一日間の法楽は密教。梵天・ブラフマンが民衆の教化を懇願する。対機説法、弟子が記述する如是我聞は千差万別の顕教。密教は空海、顕教は最澄。言葉で表せない密教を教典で学ぼうとした伝教大師、弘法大師と仲違い。経典で学ぶ天台は浄土教、禅、法華に分化し民衆に広がる。密教は総合職、顕教は専 . . . 本文を読む