MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

浅層筋膜、深層筋膜〜コリの二重構造〜

2016-10-27 16:59:08 | 覚え書
宮川浩也先生お灸セミナーでの学び。コリの二重構造。

「コリと言えば、深層筋膜や筋肉の問題だと思っている人が多いと思うが、皮膚のすぐ下、脂肪組織の上にも浅層筋膜があって、それがコルこともある。それは皮膚を摘んでみれば分かる。」

「浅層筋膜がコッテいるのに一生懸命、深層にコリを求めて施術しても結局はコリは取れない。いくら施術しても取れない頑固なコリには浅層筋膜のコリの場合があって、浅層筋膜に対しての施術を行ってやると意外とコリが取れたりするものだ。」

「お灸という治療は、この浅層筋膜のコリに大変よく効く、軽擦や浅い鍼も効果がある。深いコリ(深層筋膜、筋肉)には中国鍼の様に深く打つ鍼や指圧が効果がある。どちらが良いとかいうものでは無く、患者さんの状態、コリのある深さによってそれらの手技は選択されるべきである。」

とお話いただいた。(と捉えた。)

これは要するに、コリというものは素人レベルでは肩がコッテいる、首がコッテいる、背中がコッテいる等の部位の違いこそあれ一つのものであるけれど、本当は浅層筋膜のコリと深層筋膜のコリの二重構造を持っている。であるから玄人である我々は素人レベルでコリを単純に捉えてしまって、一律に解そうとするのでは無く、そのコリの持つ二重構造をしっかりと捉えた上での対象の構造に見合った施術を行う必要がある。ということだと思う。

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