MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

小鎖骨窩の意味~厚みのある像へとする意義~

2015-08-25 08:55:08 | 哲学(世界観・弁証法・認識論・論理学)
体表解剖を学んだ。厚みのある像を描くことの大事性痛感する。

昨夜の夏季集中講義、頭部から頚部の体表解剖を学んだ。

小鎖骨窩。鎖骨と胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間にある凹み。と教わり、実際に学生同士で触って見た。

触っている部位の正否を教員に確認したところ、「ここは、内部に肺尖があるから要注意の部位。うっかり深く刺すと気胸を起こす可能性がある。鍼を打つとしたら、接皮程度。他にも背部の聴診三角も五分くらいの深さに肺があり、、、。」と話していただいた。「先生は気胸を起こしたこと有りますか?」との問いに「私は無いけれど、私の父がある。先生そこが気持ち良いです!と言われてやっているうちに、、、その時は何とも無かったけれど、夜になって、、、。」と。

小鎖骨窩。最初は、解剖的な部位だけの薄っぺらな像でしか無かったのが、実際に学生同士で触って見ること。加えて教員との対話で、「小鎖骨窩」の像が厚みを持ったものとなって行った。

結果として、しっかりと記憶に残るとともに、実際の鍼灸の実践にもつなげていける「小鎖骨窩」の像へとなって行ったと思える。

学んだことの像を厚みのある像へとする努力が、その学んだことを役に立てられるか否かの分かれ目であるとその大事性痛感する。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 護身の観点から日常生活をチ... | トップ | ヘーゲルの生き様~人生如何... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。