MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

医療面接について〜営業職に学ぶコミュニケーションの形〜

2018-01-06 16:40:55 | 日記
車のディーラー巡りで、営業の方の会話のありかたの共通点に気づかされ、どのディーラーでもそこはしっかりと教育されているのだ、と感心されるとともに、自身を含めての周囲の医療面接のありかたが反省された。

年末年始の車の試乗、自身の車を購入したディーラー以外では、営業の方が同乗での試乗であった。そこで彼等(彼女等)と諸々(主に車に関わることであるが)の会話を交わすことになった、そこでの会話のありかたの共通点のあることに気付かされた。

それは何かと言えば、彼等(彼女等)は、常にこちらが何か言うと、黙ってそのことにしっかりと耳を傾けるということである。これは、彼等(彼女等)がどんなに熱心に何かを話している最中であっても、である。

そしてそれは、こちらが言いたいことを全部話し終わるまで、あるいは意見を求められるまで、であり、それまでは相槌を打つことはあっても......。

もちろんそれぞれに会話の上手下手はあるし、営業力のレベルの違いはあるのではあるが、その一点だけは、会社が違い、年齢性別が違い......であっても、である。

一方、鍼灸学校では、問診、医療面接の授業があり、そこで一番大事なことは、患者の声に耳を傾けることである、とか患者に自分の言いたいことを聞いてもらえなかったと思わせてはならない等と説かれる。

そのために、まずは「開かれた質問」からとか、最後に「何か言い忘れたことはないですか?」と確認する、等の一定の医療面接の形を学ぶ。

しかしながら、そのことでしっかりと患者の声に耳を傾けて、自分の(患者の)言いたいことを聞いてもらえなかった、と思われない様な医療面接が出来ているのか?出来るようになっていっているのか?と自身を含めての周囲を見渡すと些か心許ない現実、と言わざるを得ない。

ここは改めて詳細に説きたいと思うが、医療面接と車の営業との違いはあるものの、営業職のしっかりと訓練されていることと比較して、手技療法の世界のそれが、あまりに自然成長性に任されている、と自身を含めての不足が痛感される。

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