MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

「股関節重心」矯正〜左半身特に肩から上に症状のある事例〜

2024-10-31 17:03:00 | 股関節重心
 70代女性、左肩の痛みを訴えて受診。ドクターの診断は五十肩(= 肩関節周囲炎)。

 望診では、骨盤後傾 + 膝重心の典型的な姿勢。問診で、半年くらい前から現在の症状があったが、特に治療はせずに来ている。徐々に痛みが強くなってきて、今回受診ということであった。

 ドクターからの施術オーダーが、頚肩、左肩のマッサージであったので、ともかく座位で両肩から始め、左上肢挙上を試す。   上肢挙上時に上腕三頭筋・二頭筋に痛みがあるとのこと。
 肩のこりも左肩が強い。「左半分が悪い。肩だけでなく耳鳴り鼻づまりも左側にある。」とのことであったので、腹臥位で確認すると、左半身に強いハリ・コリがある。
 一通り症状を取るべく施術して、再度、座位で左上上肢挙上させると痛みもなく、特に問題なくできる。
 「上がるようになった!」と喜ぶものの「ほぐしてもらったから上がるけれども......」と。
 そこで、「股関節重心」へと姿勢を矯正して、それを保ったまま両肩を脱力させたら、「肩の力が抜けます!こんなリラックスして肩が楽なのは初めて!」と涙目で感激されていた。「今日来て本当に良かった!」とも。

 この事例では、何らかの原因で左足重心かつ骨盤後傾となっていたものを「股関節重心」に姿勢を改めることで、劇的に変わった。「股関節重心」を続けることで、多くの症状が軽減していきそうである。
 未だ左足重心の問題がそのままであるが、これも「股関節重心」を続けることで、と思う。
 自身の勤めるクリニックは施術時間は10分プラスアルファまで、となっているので、本日はここまでであった。

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