東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「骨盤後傾」の一般的な過程像(3/3)

2024-10-25 12:55:38 | 覚え書
40代以降は、個性的でありながらも一般的には衰えていく(筋力、骨力等の低下)、加えて、運動量の低下によって、「骨盤後傾」の良い姿勢を維持することが難しくなっていく。

これ以降は、個人差が大きいので一概には言えないが、「骨盤後傾」の最終像、完成像としては、70代〜80代以降くらいの女性(おそらく、一般的に女性の方が筋力がそもそも弱いから、余力が無く衰えも早いがゆえ)に時に見られる、腰を突き出し(股関節に上方前方に力がかかる形で)、胸を凹ませ、背中を丸めるから、かろうじて頭を起こすという独特の姿勢。(多くの場合、O脚もセット)

他でいえば、前にリュックサックをかけている姿勢のもう少し崩れたものをイメージしていただければ、と思う。

最初の「骨盤後傾」の背筋が伸びて胸を張って、お尻をキュッと締めた良い姿勢から、この最終像、完成像へと姿勢は崩れていくという一般的な過程像を描いていただければ、と思う。

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