小学校に入って、「骨盤後傾」による良い姿勢を教えられ、出来れば褒められ、出来なければ「ほらもっとシャンと背筋を伸ばして!」と叱られる、場合によってはバレエ教室等で「お尻でコインを挟んでるつもりで、お尻をキュッと締めて!」と憧れの先生から教え込まれる。
そうやって身についていった素晴らしい「骨盤後傾」の姿勢!胸を張って、背筋を伸ばして、お尻をキュッと締めた姿勢をとると「姿勢がいいね!」と褒められる。という文化風土が日本には存在する。
これは、筋力が十分にあるうちは、かつしっかりと運動が出来ているうちは、社会的にも評価され、結構なことなのではあるが、それでも肩コリ等はあるだろうが、30代くらいまでは大した問題は起きない。
問題は、40代にはいった頃から、始まる。膝が痛い、腰が痛いが多くの人で始まる。
例えば、膝痛の治療をして、調子が良いと運動すると膝痛、ということの繰り返し。