MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

精、気、血、津液~新・旧教科書の違い~

2015-07-26 22:27:58 | 鍼灸理論・東洋医学
以前、「陰陽五行論」の記述を取り上げて、新しいもの必ずしも良からずと説いたが、「精、気、血、津液」の記述についても同じ思いを持った。

「精、気、血、津液」について授業で学んだが、説かれることが分からない。教科書を何度読み返しても、分からない。
暗記することは容易いのだが、、、。

結局は、「古代中国人はこう考えた。」ということで、「精、気、血、津液」をそれぞれと相互の関係で端的に、かつ易しくまとめることにした。

「先天の精と後天の精が合わさり精となり、精から気、血、津液が生み出される。そのうちの機能的なものが気、実体的なものが血(血液)、津液(体液)。」とまとめて、教科書を参照して見るが、どうもしっくり来ない。

「イラスト図解 東洋医学のしくみ」(関口善太監修 日本実業出版社)、「漢方の歴史」(小曽戸洋著 大修館書店)を参照するが分からない。もしかしたら、(観念論)哲学の王者であるヘーゲルは何か言ってくれてはしまいかと「哲学史序論」(武市健人訳 岩波書店)を参照するも「最初の哲学は、いわゆる東洋哲学である。しかし、それは我々の講義の本論には属さない。」と冷たい。

思いついて、旧版の東洋医学概論の教科書を参照すると、自身の知りたいこと、分かりたいことが説かれてあった。

新しいもの必ずしも良からずを再確認した。何のための新教科書なのかと、、、。
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