東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

『こわいもの知らずの病理学』を読む〜そこに病理学の現在を視る〜

2018-01-09 08:01:52 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
『こわいもの知らずの病理学』(仲野徹著 晶文社)を読んでいる。瀬江先生の「病理学」が待望される。

朝日新聞で紹介されていた『こわいもの知らずの病理学』、著者は阪大の病理学教授で、「病理学」の授業そのまま?の著作ということで、かつ自身では現在の病理学(ウイルヒョウ細胞病理学の流れ)というものに興味が持てない、にもかかわらず鍼灸国試ではしっかりと「病理学」という科目があるので、少しは興味を持って読める、病理学を学べるかもしれない、との思いで読み始めた。

しかしながら、その内容は、最新の現代病理学の動向や知識を与えてくれるものではあっても、論理のレベルとしては鍼灸学校の教科書とたいして変わらないものであって、自身に病理学への興味を持たせてくれるものではなかった。

もちろん、さすが阪大教授と思わせてくれる部分も無いではないが......。

それだけに、瀬江先生の「病理学」の刊行が待望される。その意味は、例えば『医学原論(上巻)』(現代社)を素読レベルででも読んでいただければ、分かっていただけると思うが......。

鍼灸学校の授業も残り1ヶ月、鍼灸国試まで2ヶ月を切っている。テンションを切らさぬように、と思う。
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