MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

胃の六灸〜督脈のイメージを描かせてくれるもの〜

2016-11-01 01:13:57 | 覚え書
胃の六灸が背部経穴のイメージを描かせてくれた、と思う。

背部経穴のリアルなイメージがなかなかに描けずにいた。背部への施術は日々何十と行なっている、にもかかわらず背部を実際に見ながらの経穴=督脈、膀胱経の学びが出来ない故か、、、。

今週の取穴実技の試験では督脈が範囲に入っているので、督脈28穴のどれもを経穴名だけで即座に取穴しなければならないのだが、解剖指標から離れた経穴三つが棘突起を解剖指標から棘突起を一つづつ辿ることでしか取穴出来ずにいた。

具体的には、脊中:胸椎棘突起11下、中枢:胸椎棘突起10下、筋縮:胸椎棘突起9下の位置が、棘突起を数えては位置はわかるのだけれども、即座にイメージ出来ないままに来ていた。

職場の鍼灸師氏にお願いして、実際の施術ではどう取穴しているのか、を教えていただいた。教えていただいたのは、胃の六灸(隔兪、肝兪、脾兪を左右に取穴したものを胃の六灸と言う。)の取穴法で、肩甲骨下端のライン上に「隔兪」、肩甲骨下端〜ヤコビー線の1/2のラインに「脾兪」、肩甲骨下端〜ヤコビー線の1/2のライン〜肩甲骨下端のラインの1/2に「肝兪」を取穴する。というもの。

それゆえ、「肝兪」のラインに「筋縮」、「脾兪」のラインに「脊中」、その間に「中枢」となる。というものであった。

漸くに、脊中、中枢、筋縮の位置のリアルなイメージが描けた。と思う。職場の鍼灸師氏に感謝。
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