「学校では教えてくれない日本史の授業」(井沢元彦著 PHP文庫)読みました。鍼灸の歴史の学びに大いに役立つものとの思いします。
同じ著者による「逆説の日本史」(小学館)があまりの大部なので現状なかなかに全部を読むことが出来ず、まずは井沢元彦氏の説くことの全体像を知りたいと思い、同じ著者の「学校では教えてくれない日本史の授業」読み始めました。
この書では、「歴史は部分部分を学ぶだけではなくて、全歴史を通して学ぶことで、これまで見えて来なかったものが見えて来る。」「怨霊信仰等の宗教の問題を知らずには、それを歴史の原動力の大きなものの一つと位置づける視点を欠いては歴史の流れの必然性が見えて来ない。」等の著者独自の視点から、日本史の謎を説(解)いて見せてくれます。
それとともに、説いたことを理解しやすい卑近?な例を上げて説いてくれているのも、他の歴史書には無い優れたところであると思います。
例えば「源氏物語」のおかしさを説(解)いた後に「ジャイアンツの職員が書いた『光タイガース物語』」との例えで説いて、それが如何にあり得ないことかを納得させてくれます。
そういう説きかたをしてくれているので、日本史の問題が生き生きとした、当時の時代を直接に見ている様にイメージ出来るのだと思えます。
これは著者が小説家でもあるということとともに、論理の上り下りを自身の例でしっかりと出来る、そういう意味で論理的実力のしっかりあるという証左なのだと思えます。
また、説(解)かれる対象が日本史であり、かつ時には中国との対比でも説いてくれているので、鍼灸の歴史を生き生きとイメージすることの助けにもなってくれるとの思いします。
同じ著者による「逆説の日本史」(小学館)があまりの大部なので現状なかなかに全部を読むことが出来ず、まずは井沢元彦氏の説くことの全体像を知りたいと思い、同じ著者の「学校では教えてくれない日本史の授業」読み始めました。
この書では、「歴史は部分部分を学ぶだけではなくて、全歴史を通して学ぶことで、これまで見えて来なかったものが見えて来る。」「怨霊信仰等の宗教の問題を知らずには、それを歴史の原動力の大きなものの一つと位置づける視点を欠いては歴史の流れの必然性が見えて来ない。」等の著者独自の視点から、日本史の謎を説(解)いて見せてくれます。
それとともに、説いたことを理解しやすい卑近?な例を上げて説いてくれているのも、他の歴史書には無い優れたところであると思います。
例えば「源氏物語」のおかしさを説(解)いた後に「ジャイアンツの職員が書いた『光タイガース物語』」との例えで説いて、それが如何にあり得ないことかを納得させてくれます。
そういう説きかたをしてくれているので、日本史の問題が生き生きとした、当時の時代を直接に見ている様にイメージ出来るのだと思えます。
これは著者が小説家でもあるということとともに、論理の上り下りを自身の例でしっかりと出来る、そういう意味で論理的実力のしっかりあるという証左なのだと思えます。
また、説(解)かれる対象が日本史であり、かつ時には中国との対比でも説いてくれているので、鍼灸の歴史を生き生きとイメージすることの助けにもなってくれるとの思いします。