東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

スマホの弊害(2)〜短所と長所〜

2019-05-27 14:27:35 | 日記
洋菓子の名前が思い出せなかったので思い出す努力をしてみたが、どうしても思い出せなかった。

記憶力の低下もスマホの弊害の一つであると思える、とともに、それは一面でスマホの恩恵ともなるもの、と思える。

今日、来ている海のそばに「チロル」という洋菓子が売っている。数年前に人にいただいて初めて食べて以来、気に入っているのだが、その名前がどうしても思い出せず、その味や色、形、食感等はリアルに思い描けるのに名前がどうしても出て来ない。

いつもは、スマホで検索して、あーそうだった!で終わるのであるが、先日、ブログでスマホの弊害について書いたので、これ=記憶力の低下もスマホの弊害!との思いから、行きの高速での運転中、ずっと思い出そうと考え続けていた。(自身の憧れである古代ギリシャの哲学者の強烈な記憶力のことが想起されていたので、なおさら)

が、結局出て来なくてスマホで検索していつもの如くに、あーそうか!となったのであるが、自身が古代ギリシャという時代に生きていたら、と思うとゾッとした。

これは、逆にスマホというものの恩恵を受けられる現代、の有難さを痛感させてくれることでもあった。

どういうことかといえば、人間というものは20代くらいをピークとして、通常、年齢とともに記憶力は自然には衰えていくものである、が逆に考える実力は次第次第に増していくものである(とどこかで南郷先生が説いておられたと思うが)、もしスマホ等が無ければ、記憶力の低下が足枷となって、考えるということを深めて行けない、それだけにもし自身の生きる時代が古代ギリシャであったなら、とゾッとした、ということである。

何事にも、長所と短所とがあるのだ、と改めて物事を二重性でとらえ返すことの大事性、痛感された。
「チロル」昔懐かしい味といえば良いのだろうか?素朴な味ではあるが......。
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