絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

10月15日(水)絵本わくわくコース・市居みか先生の授業持ち物

2014-10-09 17:11:44 | 絵本わくわく塾
10月15日(水)市居みか先生の授業は、ダミー本の発表をします。

*持ち物 ダミー本
     描き溜めた手帳
     筆記用具

よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、?随時受付しております!?興味のある方はギャラリーvieまでお問い合わせ下さい。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月8日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2014-10-09 17:05:46 | 絵本わくわく塾
高科正信先生の3回目の授業は「鬼の絵本」がテーマでした。


はじめに最近、夢枕獏編著の『鬼譚』が出版されて、その中からの興味深いお話です。

平安京は、四方を中国の象徴的な動物に守護されている空間だそうです。

四神相応の図

20141008takashina

玄武・白虎・青龍・朱雀の動物に守られていて、この四つの動物は平安時代の色を表していたそうです。

玄武→くろ
白虎→しろ
青龍→あお
朱雀→あか

平安時代までは、この四つの色以外の名称は無かったそうです。
この四つの色には全て最後に「い」を付けて表現されますが、それ以外の色には「い」が付かないのです。
例えば「あかい」とは言いますが「みどりい」とは言いません。
色の名称にこんな話があるとは、奥深いお話でした。


ではそろそろ、鬼の絵本の話に入りましょう。

昔話にはよく鬼が出てきます。鬼が出てくる絵本も沢山あります。
その中から鬼の絵本を紹介していただきました。

『だいくとおにろく』 絵・赤羽末吉  作・松井直 
『島ひきおに』    絵・梶山俊夫  作・山下明生 
『ゆきんこんこん物語』絵・井上洋介  作・さねとうあきら 
『おにひめさま』   絵・井上洋介  作・さねとうあきら 

『島ひきおに』のように、人を信じて仲良くなりたいと思う鬼に対して、
人間は鬼は悪い者という先入観があり、鬼から逃げていく。

『おにひめさま』のように、本当の鬼は姫であった。

ここで紹介された絵本でも分かるように、人間の中にある悪を鬼として書いています。
鬼は人の心に巣くうもので、人間の暗の部分、それが鬼の正体なのですね。

20141008takashina2

最後に、高科先生の大好きな絵本『トリゴラス』長谷川集平 を紹介されました。
鬼ではないのですが、『トリゴラス』では、少年の心の中の想像が怪獣を作り出しています。

次回の課題です。
テーマ「わたしの秋」 11月5日に提出

絵本のテキストではなく、自由に書いて下さい。
枚数も自由です。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする