絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

3月18日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2015-03-18 17:01:47 | 絵本わくわく塾
高科正信先生の7回目の授業は「ナンセンスの絵本」がテーマでした。

『ねずみのチョッキ』の作者、うえののりこさんの『ぞうのボタン』を紹介していただきました。



ぞうのおなかにあるボタンと開けると、中から馬が出てきます。というように次々と動物が出てくるナンセンス絵本です。
文章のない絵だけの絵本で当時(1975年)の日本では、ナンセンス絵本が受け入れられなくて、アメリカに持ち込みアメリカで出版されることになったそうです。
『ぞうのボタン』は、逆輸入して出版されたんですね。
この『ぞうのボタン』が元になって、『ねずみくんのチョッキ』が誕生しました。

ナンセンスの絵本といえば、長 新太さん
長 新太さんの絵本は沢山ありますが、今回は『イカタコつるつる』『クーくんツーくんとタコとイカ』を紹介していただきました。
ナンセンス絵本を描くのにはセンスが必要です。
ナンセンス絵本を描くのが難しい方は、長 新太さんの『ユーモアの発見』が、参考になりますよ。



ナンセンス絵本を描くには、起承転結で終わらなくてもいいんだという柔軟な頭でチャレンジしてみてください!

次回4月1日(水)は「絵本の宇宙」がテーマです。
この日で高科先生は今期最後の授業になります。








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2015年3月14日(日)イラストコース・寺門孝之先生の授業内容

2015-03-18 15:28:43 | イラストじっくり塾
イラストコース・寺門孝之先生は今日で今期最後の授業です。
これまでも面白いテーマで絵を描いてきてもらいましたが、今回の課題テーマは二つあります。

まず一つ目のテーマ「自分のアイドル、偉人賛」です。

生徒さんが描かれた作品は、
・職場の憧れの先輩
・スティーブン・キング
・いわさきちひろ
・安西水丸
・上田三根子
・ジョンレノンとオノヨーコ
・甲本ヒロト
・松本人志
・すみれ(石田純一の娘)
・鈴木達央(すずきたつひさ)声優
などでした。
ただ調べて描けるものではなく、似顔絵でもない。その人が大好きだとその存在を描くことができる。
プロの人は描く対象をすぐに好きになることができる。好きだと描くことができます。
嫌いだとしても関心を持つ。絵は無関心では描けないので関心を持つことです。


続いて二つ目のテーマは「神戸の情景」です。

生徒さん達の作品は、
・商店街
・神戸のとあるカフェ
・雨の日の南京町
・神戸のポートタワーと海洋博物館
・朝日会館の建物
・小さいところにキュッと入った宝箱の神戸
などでした。
これは、神戸の観光キャンペーンの絵ではありません。
この世に実際にある神戸そのものの風景にプラスして自分ならではの視点を入れられると良いです。
そして、具体的な自分の視点をはっきりと絵に出すことが必要です。
また、自分はすごく大切に思う内容でも人とシェアしにくいものは、イラストとしては成り立ちにくいのでは?
例えば、広場に出て人と会話をすること…それがイラストに近いかもしれません、と寺門先生。
自分から見る目と客観的な目、どちらも必要になります。

後半は先生への質問コーナーで様々な貴重なお話をお聞きできました。

最後に先生からは、行きつけの画材屋さんを作ると良いですよ、とのこと。
既製のサイズや厚さ等でこれしかないと諦めるのではなく
ロールで紙を買うこともできるし、少しずつ買い足して使っていけます。

最後も皆さんの面白い作品が盛り沢山でした。
寺門先生、1年間ありがとうございました。



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