絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2016年2月7日(日)絵本レベルアップコース・高科正信先生の授業持ち物

2016-02-03 20:08:23 | 絵本研究科
絵本レベルアップコース

◎2/7(日)…高科正信先生
テーマ「生」の絵本について
持ち物…ノート、筆記具
※課題提出は1/31が締切

以上よろしくお願いします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年1月31日(日)絵本レベルアップコース・古賀鈴鳴先生の授業内容

2016-02-03 14:05:25 | 絵本研究科


今日で2回目の古賀鈴鳴先生は、「わたしの好きな絵本」をテーマに発表しました。
皆さんが紹介された絵本です。
・『はなをくんくん』文:ルーク・クラウス/絵:マーク・シーモント/訳:木島始 1967年福音館書店
・『ぴっぽのたび』作・刀根里衣 2014年NHK出版
・『からすたろう』作・八島太郎 1979年偕成社
・『ぼくがラーメンたべてるとき』作・長谷川義史 2007年教育画劇
・『やっぱりおおかみ』作・佐々木マキ 1977年福音館書店
・『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』作・長谷川義史 2000年BL出版
・『コルと白ぶた』作:ロイド・アリグザンダー/絵:エバリン・ネス/訳:神宮輝夫 1980年評論社
・『くもの日記ちょう』作・長新太 2000年ビリケン出版
以上です。
上記の絵本を発表して、どこが好きか、読み込んで発見したことを
一人約10分発表しました。親しんで読んだものから知らなかった名作まで紹介されました。



古賀先生からは、
作者の生い立ち、他にどんな絵本を出しているのかなど興味を持てば広がる。
絵本を数を多く見て行くといくつかのパターンがあることもわかってくる。
自分の描きたい絵本のパターンは何か、近いと思ったものを私ならこうすると変えて作る方法もあるのでは。
絵本を模写することも良い方法。読む以上に体に入ってくる。
良い読み手になると良い描き手にもなれるはず。
細部まで気が付くということは自分で作る際にも細部まで気を配れる。

作家が絵本を作る時には、もちろんインスピレーションもあると思うが
何かアイデアがないか常に探しているのだろう。
子どもの日常って?子どもの普通って?といつも考えているのでは。

文章は長いより短くが良い。
例えば5行必要なところを2行にする。
ただ短くではなく、詩的にふくませる。
何度も読みたい絵本は、まとまっていてストンとわかるのでは?

絵本は絵があるので絵が語ってくれることは、言葉で言わなくても良い。
絵と文章、お互いを補い合うように相互作用があると良い。
また、絵本は短い言葉で成り立っていることがほとんどなので
何かおかしいところがあると意外と目立つ。

ひとつの物を見て色んな見方があることは素晴らしい。
なぜそう思うのか。どういうバックボーンでそう思うのか。
自分の理解が及ばないものは、面白い。
自分にとってプラスになるのは、正反対のもの。
それこそが成長させてくれるきっかけになるのではと投げかけられました。
確かに自分の好みや理解しやすいものの方へ傾きがちですが
自分の知らない世界、苦手だと思い込んでいたものから意外な発見があるかもしれません。
作品は普段の自分の感じ方が全て出るので、そこにも絵本作りのヒントがあるのですね。

これからも、もっともっと絵本を読んでいきたいと思いました。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする