絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2017年4月2日(日)絵本ゆっくりAクラス・太田朋先生の授業内容

2017-04-07 18:55:48 | 絵本ゆっくり塾
絵本ゆっくりのAクラスは、太田朋先生です。
今期最後は「自分のエピソード絵本」を発表しました。



生徒さんの作品は、
・小さい頃、父親に言われた大切な言葉
・かくれんぼした時のこと
・好きな色について
・転んだ時のこと
など。

「何でも忘れてしまうこと」を描かれた方は、人の名前、学校での忘れ物、昨年のことまで
忘れてしまうとか。忘れてしまうから、描く画材も鉛筆など薄いものにしようかと話されていました。
これから完成させるようで楽しみです。



◎本人はわかっていても、初めて見る人にはわからない。
 お話の前後でちゃんと伝わっているか丁寧に描く。

◎伝えたいことの見せ方、色使いにも気を配る。
 黄色い鳥の背景を黄色にしたら、鳥が目立たない。引き立つ色を考える。

ご自身の体験から出た作品を作ってみられていかがでしたか。
考えてみると、これまでの経験で面白いエピソードや心に残る体験は
きっとどなたにもあるはず。
こういった作り方もあることを知っていて下さい。

太田先生、今期も楽しい授業をありがとうございました。

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2017年4月2日(日)絵本レベルアップコース・高科正信先生の授業内容

2017-04-07 14:29:12 | 絵本研究科
絵本レベルアップコースは、児童文学作家の高科正信先生の授業です。
本日7回目のテーマは「伝える絵本」です。

子どもの絵本はメッセージ性の強いものが多いです。
今まで生きてきた大人が、これからを生きる同時代の子どもにバトンを渡すものです。



本日紹介された本です。
・『ぼくのイヌ』著 ナネット・ニューマン/訳 掛川恭子/絵 長新太 1985年 国土社
 次に生まれてくる人のために自分の場をバトンタッチするために明け渡す…。
「悲しいことは忘れて良いよ。楽しかったことだけ覚えていれば良いんだよ」という言葉が印象的です。

・『こいぬがうまれるよ』作 ジョアンナ・コール/訳 坪井郁美/写真 ジェローム・ウェクスラー 1982年 福音館
 こちらは写真絵本です。

・『えぞまつ』文 神沢利子/絵 吉田勝彦/監修 有澤浩 1986年 福音館かがくのとも
 「倒木更新」…子どもの本のメッセージでは子どもの手助けになるかもしれない。

・『ぼんさいじいさま』作・絵 木葉井悦子 2004年 ビリケン出版

・『さよならピーマン』わたしとくらしたキジの120日 著 舟崎靖子/写真 副島泰 1985年 講談社





後半は、配布プリントの絵を手がかりにその場で文章を書きました。
絵の中に物語を描き込む。いつもと反対のことをやってみるのも面白いです。時間も10分ほどで挑戦してもらいました。

課題が出ています。
・テーマ「子どもの時間」で物語を書く。
※内容は「子どもの時間」でタイトルは合うものを各自で付けて下さい。
 自分の子どもの頃の時間を思い起こしてそれらをヒントにお話を創作して下さい。
・原稿用紙5枚で書く。
・締切は5/14(日)教室で集めます。


次回5/21で高科先生の授業も、絵本レベルアップコースも今期ラストになります。
テーマは「おめでたい絵本」です。お楽しみに!

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