本日は、福田利之先生の授業です。
はじめに福田先生からお話がありました。
AIは世の中が便利になるための開発で発展していますが、ただ単に便利なものを求めているだけでなく、アナログで物質的なものも残されていくことを感じています。
大量生産で安いものもあるが、人間が作っているもの(手作り)に価値がある。
デジタルでプリントされているものより、アナログで描かれた筆遣いを感じる作品は愛おしいと思う。
デジタルの作品があっても、プラスアルファで手作りで出来る作品があるといいですね。
福田先生の作品はイラストだけでなく、テキスタイルや文房具など、身近に使われるグッズも多いですが、山形の伝統玩具「飾りコマ」で、木工職人の方の手描きで絵付けされた『くりさぶろう』も作られていて、ご自身の作品に手作りの温かみと人との繋がりが感じられて嬉しくなりますね。
作品を持ってきた方は発表していき、福田先生からアドバイスをいただきました。
・自分が楽しいなと思う気持ちを持って絵を描いてほしい。
・良いモチベーションを持つためにも展覧会をする。DM・SNSなどで発信していき、人との繋がりもそこから広がっていく。
・個性を際立つ作品を描けるようになってほしい。
・自分の好きな媒体に、どう使われるかを考えて、モチベーションにしていったらいい。
・コラージュだけの作品は、プラスアルファ何かがほしい。
・ベースが出来ている人は、他の人の絵を見ないで、自由に描いてみる。全然違うタッチで描いてみるのもいい。
・SNSで伝えるだけではなく、ポストカードなど手に取ってもらえるものを準備しておくといい。
・正確な絵が描けるなら、それにプラスアルファしてみるといい。例えば、一つの絵の中にいろんなストーリー性を持たせてみるというアイデアもあります。
皆さんの作品を見せていただきた後、割ピンを使ったワークショップをする予定でしたが、時間が無くなってしまったので、課題にして次回の授業で発表します。
普段、割ピンを使うことはないと思いますが、使い慣れない割ピンを使うことで、都合が悪い・上手くいかないことに意識をして、作品を作ってきてください。
テーマは自由です。関節を曲げるだけでは無い、おもしろいアイデア作品が見れるといいですね。
楽しみにしています!