かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

サヨナライツカ(2009)

2010-01-30 17:49:20 | moviE


辻仁成の同名小説を「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が映画化。
中山美穂さん出演の「Love Letter」は韓国でも人気があります。
原作は読んでいませんが、ぁぁぁ、好きそうだなぁっていうのが第一印象でした。
2ヶ月ほどしか誕生日がかわらないミポリン。
アイドルだった頃、ドラマも見ていたし歌も好きだったし(角松敏生さんとか楽曲提供が良かった)好きでした。
演技も歌も上手くはないけれど、独特な雰囲気を持つ女性だなーって思っていました。
2002年辻仁成監督、中山美穂×大沢たかおで作られていたならどんなだったでしょう、とも思います。
でも西島秀俊さんの好演っぷりが光りました。
石田ゆり子さんも沓子と対極な光子を存在感たっぷりに演じていました。
光子と沓子の直接対決シーンは印象深いです。



光子が書いた詩集「サヨナライツカ」の言葉、
人間が死ぬとき、愛したことを思い出す人と、愛されたことを思い出す人と分かれる。。

オリエンタルホテルはじめ、バンコクの美しい景色がまた一役かっていました。
猛スピードで旧式のメルセデスベンツを走らせるシーンが出てくるのですが、カッコイイ車ですねー。

辻仁成 「サヨナライツカ」「サヨナライツカ ― Sayonara, toujours pres de moi
中島美嘉 「ALWAYS


[コピー] かなわない恋だとわかってた
[あらすじ] 1975年、ある日、バンコクに赴任してきた若きエリートビジネスマンの豊は、
高級ホテルのスイートルームに暮らし、お金に不自由することなく、欲望のままに奔放に生きる女性、沓子に出会う。
結婚を目前に控え、日本に貞淑な婚約者・光子を残してきた豊だったが、
謎めいた沓子の魅力に抗えず、2人の愛欲の日々が始まる。
だがそれも結局は光子との結婚までの間のこと。結婚式を目前に控え、豊は沓子と別れようとするのだが。。

中山美穂 ・・・真中沓子
西島秀俊 ・・・東垣内豊
石田ゆり子 ・・尋末光子
加藤雅也 ・・・桜田善次郎
マギー ・・・・・木下恒久
■HP 「http://sayo-itsu.com/
(↓注 以下ネタバレあり)

隣で「今度は愛妻家」が上映されていて悩んではいたのですが、そっちにすれば良かった。。
ま、観てみないとわかりませんものね。
というわけで残念な結果です。
原作を読めば、語られていない部分を読み取ることが出来て感情移入できたのかしらん。
沓子の謎めいた生活とか(いかなる理由でホテル側もスイートに住まわせ続けるのかとか)。
恋に堕ちるのに言葉や時間など関係ないのかもしれないけれど、
仕事が出来き、スポーツマンで、爽やかなイケメンで、自信に満ち溢れている豊を、
沓子が好きになり豊の夢に惹かれるのは理解できるのですが、
(人間は外見ではないと思いつつ、マギーさんじゃね。。(失礼)
“誰もが振り返るような全てを魅了する女”が中山美穂というのは役不足に感じてしまって駄目でした。
一生懸命さはわかりますけど。
25年後の方がしっくりきたりして。。
彼女だから映画化されたのだろうし代わりは誰がいいかというとまた難しいけどね。。

別れる時になって豊が号泣するほど沓子への愛を思ったことにも同調できにくくて。
連絡を取らないまま25年もお互いを想って再会ということにも感動できなくて。
終盤に入ると隣の女性はたびたび涙していましたが、何故、どの辺りがか聞いてみたいくらいでした。
愛なんて二人にしかわからないことなのだろうけど、私も愛なんてほんとうのところわかっていないってことなのかもしれません。アフ



2010年1月27日(水)丸の内TOEI
座席の角度が直角ちっくで座りづらく疲れました。広かったりスペースはいいのに残念。
真ん中以降の列だと傾斜があるので見やすいかも。
公開後すぐのレディースデーなこともありほぼ満席でした。もちろん女性客多し。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする