かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

幸せのちから(2006)

2007-02-04 20:49:40 | moviE
主演はウィル・スミス。
第79回アカデミー賞、主演男優賞にノミネートされています。
ちょっとむさいおっさん風なのですが、これがまた熱演で素晴らしい。
その主人公の息子役を、ウィル・スミスの実の息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスが演じると知って、ますます観たいと思っていた映画でした。
コネではなくオーディションで選ばれたようですが、さすが演技を超えているようにさえ思えるし自然で上手い。
ホームレス→億万長者という実話のアメリカンドリーム。
男一人なら何とか生き抜いていけそうだけれど。
頑として息子を手放さなかったのは、同じ思いをさせたくないという気持ちと、
どん底の人生になってしまっても耐えられ乗り越えられるという希望の支えだったのでしょう。
まさに“幸せのちから”の元。
ラストにすれ違うビジネスマンは、クリス・ガードナーさんご本人というのもニクイね♪
監督は長編5作目にして初の英語作品に挑んだイタリア人監督のガブリエレ・ムッチーノ。
ウィル・スミス指名だったとか。
そしてエンディングソング、この声は。。。久々に聴いたSealでした。
“A Father's Way”もオリジナルソング賞にノミネート
 ・OST 15日(木)発売 「幸せのちから
 ・イメージソング Sowelu 「幸せのちから

<原題> 「THE PURSUIT OF HAPPYNESS」
<公開時コピー> 「この手は、離さない──
 全財産21ドルから立ち上がった父子の、実話に基づいた感動作。」
<あらすじ> 1981年、サンフランシスコ。
クリス・ガードナーは高級医療機器のセールスマン、28歳。
5歳になる息子クリストファーは彼にとって何より大切な存在。
実の父を知らずに育ったクリスは、愛する我が子には決して同じ思いをさせまいと心に誓っていた。
しかし折からの不況で仕事は思うようにいかず、家賃の支払いもままならない。
ついには愛想を尽かした妻に去られ、家賃滞納で自宅からも立ち退きを命じられてしまう。
息子と安モーテルに引っ越したクリスは、一流証券会社の研修生となり、半年後にたった一人だけ採用となる正社員への道に最後の望みを託す。
だが、その半年間は無給。
やがてモーテルにも泊まれなくなった父子は、ついに過酷なホームレス生活を余儀なくされるのだったが。。。
ウィル・スミス ・・・・・・・クリス・ガードナー
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス ・・クリストファー
タンディ・ニュートン ・・・リンダ
ブライアン・ハウ ・・・・・トゥイッスル人事課長
ジェームズ・カレン
カート・フラー
ダン・カステラネタ ・・・・フレーケシュ講師
タカヨ・フィッシャー
ケヴィン・ウェスト
ジョージ・K・チェン
セシル・ウィリアムズ牧師 ・・本人
□HP http://www.sonypictures.jp/movies/thepursuitofhappyness/
(↓ 注:以下ネタバレあり)☆☆☆☆★

ルービックキューブもそうだけど、喫煙者が多かったり、タクシー広告が「レイジング・ブル」だったり、
PCスクリーンが黒地に文字が緑だったりと、80年代の懐かしい光景が見られました。
携帯もないから電話番号は暗記、しかも引き払った後でメモ帳が見当たらなく近所まで走るのが切ないー。
クリスの一日は息子を保育所まで送り届けることから始まる。
チャイナタウンにあり壁の英語のつづりの間違いが気になっていたり、TVばかり見せていたりストレスの元がここにも。
医療機器のセールスは高価過ぎると商談は上手くいかない。
気の緩みから機器を奪われてしまったり。
儲けを期待して買い取った機器は滅多に売れず、部屋で在庫の山となっている。
アパートの家賃は払えず、限界を超えた妻は去り、不器用で哀れな男にも見えるクリス。
リンダだって優しい妻であり母親でいたかったけれど、
あの日常に耐え切れずに家族を捨てざるをえないほど追い詰められてしまった、悲しい女性なのです。。。
クリスはトゥイッスルとの出会いをきっかけに、一流証券会社の研修生となるきっかけを掴むけれど、
この辺りから発想や気転の良さが発揮されていく展開が上手かったです。
ライバル研修生の存在感が薄いのが難でしたが、上司に使いっ走りにさせられたりハラハラ感も出ていました。
無給でホームレスで、駅のトイレやホームレス施設を利用しながらも、
寝る間を惜しんで息子の世話をし、勉学に励む姿はアッパレでした。
(実際は研修時に小額の手当てはあったり、息子も幼児だったようです)
人を愛し、愛されるということは、人生の、幸せのちからなんですな。。。
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どろろ(2007)

2007-02-02 16:08:11 | moviE
ヒットのおかげで続編決定!!!

手塚治虫が38歳の時に連載を始めたという「どろろ」を映画化。
69年にはアニメ化(モノクロ)もされていましたが、70年生まれなもので観ていません。
父と子の宿命というのはドラマチックなものが多い。
家族愛や友情や自分探しや、身分階級や貧富の差な世界などスケールも大きい。
監督は「黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」の塩田明彦。
「LOTR」「ラストサムライ」などでも知られるニュージーランドでの美しい景観が、
時代劇だけれど異国的でまた良かった気がします。
アクション監督は「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」「HERO」「LOVERS」チン・シウトン。
ワイヤーアクションや回転しながらの殺陣もスピード感もよく出ていたり、
桜魔人、大山椒魚、カラス天狗との戦いでの音楽がラテン系なのも面白かったです。
ミスチルの歌と、妻夫木聡ワイヤーアクションのCM、けっこう好きです。
 ・本 手塚治虫 「どろろ
 ・OST 「どろろ
 ・主題歌 ミスチル 「フェイク

<公開時コピー> 「物語が、動き出す。」
<あらすじ> とある時代のとある国。
乱世に終止符を打つべく、天下統一を誓う武将・醍醐景光。
48体の魔物を封印する地獄堂で禁忌の契約を交わす。
-やがて生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出し、見返りに巨大なる「力」を手に入れると。
醜い姿で生まれ、そのまま捨てられた赤ん坊・百鬼丸は医師・寿海に拾われる。
寿海は百鬼丸に失われた部位の代わりとなる作り物の体と護身の妖刀を与え大切に育てるのだった。
立派な青年に成長した百鬼丸は、魔物を倒すごとに失われた部位を一つずつ取り戻すことを知り、魔物退治の旅に出る。
ある時、百鬼丸が魔物退治をしている場に居合わせた野盗・どろろは、百鬼丸の左腕にある妖刀を手に入れたくて彼の後を追い始める。。。
妻夫木聡 ・・・・・百鬼丸
柴咲コウ ・・・・・・どろろ
瑛太 ・・・・・・・・・多宝丸
原田美枝子 ・・・百合
杉本哲太 ・・・・・鯖目
麻生久美子 ・・・お自夜(どろろ母)
土屋アンナ ・・・鯖目の奥方
劇団ひとり ・・・・チンピラ
中村嘉葎雄 ・・・琵琶法師
原田芳雄 ・・・・・寿海(呪医師)
中井貴一 ・・・・・醍醐景光
□HP http://www.dororo.jp/
(↓ 注:ネタばれあり)☆☆☆☆★

TBしていただいた関西の方の感想を読んでいたら、
関西CMでは
百鬼丸が声を取り戻して「どろろ!どろろ!どろろ!」と叫ぶシーンが、
どろソースのCM に使われているということにウケました。
どろソースのサンプルを渡している試写会もあったとか。
やりますねっ

冒頭の戦闘シーンなどの、武将たちの赤黒がとても印象深いです。
魔物退治して飛び散る液体が毎度どろろにぶっかかるのもコミカルでした。
あの醍醐のお城って、ハウルに見えてしまった。フフフ
多宝丸を演じる瑛太の出番は後半から。
時代劇衣装は手塚治虫漫画キャラに出てきそうなほど似合っていました。
妻夫木聡は涼しげな表情がとても美しく立ち回りも魅せてくれて、
柴咲コウのキンキン声は少しうるさくも感じたけれど、やんちゃキャラが面白く見られました。
そのどろろに財布をすられたチンピラの一人、劇団ひとりは少しポッチャリしていたかな、すっかり役者顔ですな。
土屋アンナさんの化けっぷりはちょっと。。。
原田芳雄さん、中村嘉葎雄さん、原田美枝子さん、ベテランのしっかりした演技、
「陰陽師2」を思い出す悪役を演じた中井貴一さんの貫禄があってこそ、引き立つ主役たちでした。
最期の選択もやはり父親なんですよね。。。

百鬼丸やどろろの生い立ちや、
鯖目の、妻や子供たちを愛するがゆえの行為や、
口べらしせざるを得なかった村人たちや、せつない。
 「残り24体」
って続編を示唆しているのかしらん?
でもそのくらいの余韻を持たせての終わりの方が良い気がします。
どうやら、原作は48体取り戻す前に終わっているようで、
アニメでは醍醐景光が最後の敵で、倒して元の体に戻ったというストーリーのようです。
コメント (2)
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主題歌と復活

2007-02-01 01:35:44 | B'z
□サンスポ 「B’zが9年ぶり映画主題歌!石原都知事と強力タッグ
 壮大なバラード「永遠の翼」(4月末発売予定)
 イメージソング「THE WINGS」も。
徳重聡と窪塚洋介の主演映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(新城卓監督、5月12日公開)の主題歌。
実写映画のために主題歌を書き下ろすのは「不夜城」の「The Wild Wind」以来、9年ぶり。
 ・新曲「永遠の翼」視聴スタート 6日(火)24時まで

さっそくエキストラ募集です。
□4月に復活!テレ朝 「時効警察
昨年1~3月から1年ぶりに、同じ時間枠で復活。
時効が成立した事件を“趣味”で捜査する総武警察署時効管理課の警察官・霧山修一朗(オダギリジョー)、
彼に想いを寄せる交通課の三日月しずか(麻生久美子)、
霧山のライバル(?)十文字疾風(豊原功補)、
そしてあの独特シュールの雰囲気。待ち遠しいです。
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