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1インチ触媒から2インチ触媒へ


今朝はついに氷点下の-1℃になってます。

ところで、昨日まで全く気が付かなかったんですが、いつも皆さんに応援いただいているランキングで 「薪ストーブ暮らし」 が1位なのもスゴイことでありがたいんですが、実はその上のライフスタイル枠で何と 10位にランクイン していました。

これより上位はさすがにテーマが薪ストーブだけに無理とは思うけど、ありがとう!

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フレックスバーンのデファイアント標準触媒は厚みが1インチのものなんですが、それを 2インチ触媒に換装 するためにリフラクトリーエンジンの壁の一部を削り取って、何とか上手く収めることができました。

かつての触媒機の軽い軟質セラミック製の二次燃焼室と違って、今度の二次燃焼室は石のように固くて重い材質になっていて、そのボックス全体が温まらない内は触媒燃焼が上手く機能しないようです。

焚き始めてから触媒燃焼に至るまでの時間がアンコール(触媒機)よりも長くかかるようで、頃合を見てダンパーを閉じて、触媒温度が500℃、600℃を超えても直ぐに無煙にならない傾向があって、それはどうしてなのか、これまでずっと観察してきた結果、やはり二次燃焼ボックスの温度が低い内はダメなようです。

ダンパーを閉じて触媒燃焼に移行して600℃になっていても、ダンパーを開けた途端に触媒温度は急激に下がってしまう。 つまりそれは排気流の温度を触媒センサーが捉えているだけで、ボックス自体がまだまだ低温だと言うことなんでしょう。

なので、触媒温度が600℃を表示していても、この時の煙突からは煙が消えることはありませんね。 アンコールだとこの時点で殆ど目視できなくなってます。 触媒燃焼の立ち上がりがアンコールは非常にスムーズで早いのです。

1サイクル目でほぼ機能し始めるアンコールに対して、フレックスバーンの燃焼室を使った触媒燃焼では、最初の焚き付けからの薪が完全に熾きになり、追加薪をしてダンパーを閉じた2サイクル目になってようやくフル稼働を始めます。

それだけボックス全体を温めるには長い時間を要するようです。 とにかく二次燃焼室を温めなければしょうがないので、1サイクル目の排煙には目を瞑るしかなさそうですね。 ましてや、標準装備が1インチの触媒ならば尚更です。


さて、そんな訳で、より排煙を少なく、燃焼効率を上げるために2インチの触媒にしたんですが、これが実に正解でした。 2サイクル目に入ると450~500℃で殆ど煙が消えてくれます。 さらに600℃まで達したら完璧ですね。

立ち上がりのスピードこそ従来の触媒機の方が勝りますが、フレックスバーンの二次燃焼室の特性を把握したことで、空気を絞って触媒燃焼を楽しむこともできるようになったことはとても大きい。 触媒温度を400~600℃に保ちながらゆったりと焚く、そんなに寒くない時の焚き方として、これができることはありがたいんですよね。

フレックスバーンを触媒機として焚きたいという思いは、自分としては現時点で80パーセントの仕上がりになったと満足してます。

あとは、応急的に突っ込んだガスケットで二次空気を塞ぐのではなくて、スライド式の空気口を自作すれば完璧なはずです。


この状態にアクセスパネルだけを取り付けたり、インナーパネルも組み込んでみたりと、しばらく様子を見ていたのですが、最終的にはどちらのパネルも組み込むことにしました。 その方が触媒にとっては良いし、触媒の上に灰も溜まりにくいでしょう。

それと、インナーパネルで触媒を押さえ込むことで、歪みやすい金枠も強制的に押さえつけることができそうです。 今度の二次燃焼室は頑丈そうですからね。

こっちのランキングも、何とか面倒みてやって下さい。


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