以前からここでも書いていましたが、私がやりたい太極拳、広めたい太極拳は「愛の太極拳」なわけです。
日本の武術では、合気道でも少林寺拳法でも「愛」をもって武を行うと教わるのだそうです。
やっぱり、武術と愛は切っても切れない関係なのです。
ただ、多くの方は疑問に思うかもしれません。愛と武の組み合わせ。マザーテレサと空手。
なんともミスマッチ。
相手をエイヤっと投げ飛ばしたり、関節とらえて痛めつつ、これは「愛」だ!
愛の反対は無関心といいますので、真逆ではないと思うのですが、近寄りがたいイメージ。
人に対して「とっちめてやろう」とか「やっつけてやろう」とか、
「アイツをどうにかしてやりたい」という感情はちょっと古く感じるのです。個人的に。
百歩譲って暴漢にそう思うならともかく、ましてや何もしていない羊のような一般市民にそういう感情が芽生えるのは、ちょっと頭がオカシイんじゃないかとさえ思ってしまうのです。
精神に異常がある。漢方ではこれは内臓の不調和とみます。
だから、暴力で物を言わすような人が内臓の不調和から来ているとするならば、望診して(相手の顔や行動を見て症状をとらえる事)一瞬でそれをとらえて、的確なツボへ攻撃することで、相手の不調和をも治してしまうような武術があれば、それこそ「愛の武術」なのではないだろうか?って思っていました。不調和が治れば、相手へ危害を与える気を失う上に、その人が健康になるという!こうなると、世界平和さえ、見え隠れしてきます。
そんなことをぼんやり考えていたここ最近、先週土曜日に素晴らしい本が舞い込んできました。
うちの太極拳教室には武術オタクな素敵な方がいて、私の生徒さんなのに、私がいつもいろいろ教わっているという奇妙な図が出来ているのですが(笑)
その方からお借りした一冊
「武道経穴鍛錬法」
これには中医学(漢方の理論)を生かした武術のことが書かれていて、望診して、相手の弱いところを把握して、そのツボを攻めれば、則やっつけられる。という内容なのですが(笑)でも、この本がいう裏は、相手を活かすことも出来る方法がある武術です。これを医武道という形で作った先生のお弟子さんが書いている本です。
どんなことが書かれているかというと
顔色編
*顔色やまぶたが黄色い人は脾臓が弱っています。脾臓は心臓とも関係しています。武者震いで足がふるえ、膝がガクガクするのは脾臓に気血がないからです。こういう人は内股と膝に力がありません。
などなど
身体編
*すぐに息があがる人は心臓が弱っています。息があがれば力は半減しますから、じっくり責めていけばいいでしょう。
*皮膚の色つやがよく、体毛がびっしり生えている人は肺の力が強いことをあらわしています。こういう人はスタミナ切れをしません。
などなど
感覚器編
*鼻の輪郭がはっきりしていない人や熱をもったような人は肺に弱さがあります。逆に鼻筋がまっすぐ通り、小鼻が大きくしっかりしている人は肺が正常です。鼻がよわそうだったら、鼻先のツボを狙うとよいでしょう。呼吸ができなくなります。
などなど
こんなお天気予報ばりの軽さで、最初は書かれているのですが、ツボごとの急所と治療にかかる話になると、症状を改善させることも書かれています。暴漢を健康でハッピーにする武術ではないのですが、それでも、普段からの養生に関してやちょっとした不調和を治す方法が書かれていて、非常に面白い本でした。
それから、自分のツボを鍛えると、そこが敏感になって敵の攻撃をそのツボが察知して、すっとかわせるようになったりするのだそうです。ツボが鈍感だと、よけられないのだそうです。私など鈍感の塊だな~っと思って、それから、ツボをせっせとマッサージすることにしました。今はとくに喉のツボを集中してやっています。
そんな矢先、それを知ってか知らずか
昨日は妖精が頭がすっごく痛いと言いながら、帰ってきたのです!ぜっこうの実験台が登場!しかし
あまりにも痛いそうなので、漢方薬(柴胡桂枝湯)をのんでもらいましたら、これが即効できいてしまい、治癒。
あら~~っ良かったけど・・・と思っていたら、彼はipadを見始めて、15分後にまた激痛が!
すわっ!
さっそく本から得た情報を実験しました。強く打てば脳にダメージを与えるようなツボも、指圧にすると頭痛をとったりすることになるそうです。そんなわけで、脳に関するツボ、肝に関するツボなどを、グイグイと。
30分以内には割れるような頭痛が、楽になったとのことです。漢方薬より時間がかかったのは、私の腕によるところが大きいのでしょう。もうちょっと練習してみます。
しかし、面白い!
それで、愛の太極拳は・・?
意識をもって動くことで、感動さえ巻き起こしてしまう太極拳。
これは演武の場合ですが、それと同時に
私が考えている愛の太極拳は、太極拳を練習している中で、やりにくい場所って誰しもあるのです。それは個人差があって、そこが動きにくい場所はもしかしたらその臓器と関係あるのかもしれません、そのツボ周辺の気血が流れはじめたら、もっと動きやすくなるのかもしれない。
それにそれぞれが気づき、自分でその場所を養生するようになるといいですね。まずは私が気づかないとですが・・・。
さらに、相手とのコミュニケーションで太極拳を用いるならば、自分の体調をよくしておけば、人によって自分が悪いほうに流れていかず、もしろ相手をも元気にさせてしまえるのかもしれません。身体も心も。
いや~~、面白い本に出合えたことに感謝。
この本の先生に会いに行きたいです。
さて、昨日の夕飯です。
蓮根と白滝の伊賀タジン煮
小松菜とニンニクの塩麹炒め
大根のみそ汁
かまどごはん
卵ネギ納豆
昨日環のお客様が
「私はとっても蓮根が好きで好きで好きで、この季節はいてもたってもいられないんです」
というお話を聞いて、帰りに思わず蓮根を買ってしまいました。
軽い洗脳ですね。笑
れんこんは先日も書きましたが、肺も潤し、胃腸も元気にします。秋にぴったりの食材です。最近風邪がはやっていますが、空気が乾燥してきて、この乾燥した空気に最初にふれる臓器が肺です。肺を潤しておくと、風邪にもかかりにくくなります。
日本の武術では、合気道でも少林寺拳法でも「愛」をもって武を行うと教わるのだそうです。
やっぱり、武術と愛は切っても切れない関係なのです。
ただ、多くの方は疑問に思うかもしれません。愛と武の組み合わせ。マザーテレサと空手。
なんともミスマッチ。
相手をエイヤっと投げ飛ばしたり、関節とらえて痛めつつ、これは「愛」だ!
愛の反対は無関心といいますので、真逆ではないと思うのですが、近寄りがたいイメージ。
人に対して「とっちめてやろう」とか「やっつけてやろう」とか、
「アイツをどうにかしてやりたい」という感情はちょっと古く感じるのです。個人的に。
百歩譲って暴漢にそう思うならともかく、ましてや何もしていない羊のような一般市民にそういう感情が芽生えるのは、ちょっと頭がオカシイんじゃないかとさえ思ってしまうのです。
精神に異常がある。漢方ではこれは内臓の不調和とみます。
だから、暴力で物を言わすような人が内臓の不調和から来ているとするならば、望診して(相手の顔や行動を見て症状をとらえる事)一瞬でそれをとらえて、的確なツボへ攻撃することで、相手の不調和をも治してしまうような武術があれば、それこそ「愛の武術」なのではないだろうか?って思っていました。不調和が治れば、相手へ危害を与える気を失う上に、その人が健康になるという!こうなると、世界平和さえ、見え隠れしてきます。
そんなことをぼんやり考えていたここ最近、先週土曜日に素晴らしい本が舞い込んできました。
うちの太極拳教室には武術オタクな素敵な方がいて、私の生徒さんなのに、私がいつもいろいろ教わっているという奇妙な図が出来ているのですが(笑)
その方からお借りした一冊
「武道経穴鍛錬法」
これには中医学(漢方の理論)を生かした武術のことが書かれていて、望診して、相手の弱いところを把握して、そのツボを攻めれば、則やっつけられる。という内容なのですが(笑)でも、この本がいう裏は、相手を活かすことも出来る方法がある武術です。これを医武道という形で作った先生のお弟子さんが書いている本です。
どんなことが書かれているかというと
顔色編
*顔色やまぶたが黄色い人は脾臓が弱っています。脾臓は心臓とも関係しています。武者震いで足がふるえ、膝がガクガクするのは脾臓に気血がないからです。こういう人は内股と膝に力がありません。
などなど
身体編
*すぐに息があがる人は心臓が弱っています。息があがれば力は半減しますから、じっくり責めていけばいいでしょう。
*皮膚の色つやがよく、体毛がびっしり生えている人は肺の力が強いことをあらわしています。こういう人はスタミナ切れをしません。
などなど
感覚器編
*鼻の輪郭がはっきりしていない人や熱をもったような人は肺に弱さがあります。逆に鼻筋がまっすぐ通り、小鼻が大きくしっかりしている人は肺が正常です。鼻がよわそうだったら、鼻先のツボを狙うとよいでしょう。呼吸ができなくなります。
などなど
こんなお天気予報ばりの軽さで、最初は書かれているのですが、ツボごとの急所と治療にかかる話になると、症状を改善させることも書かれています。暴漢を健康でハッピーにする武術ではないのですが、それでも、普段からの養生に関してやちょっとした不調和を治す方法が書かれていて、非常に面白い本でした。
それから、自分のツボを鍛えると、そこが敏感になって敵の攻撃をそのツボが察知して、すっとかわせるようになったりするのだそうです。ツボが鈍感だと、よけられないのだそうです。私など鈍感の塊だな~っと思って、それから、ツボをせっせとマッサージすることにしました。今はとくに喉のツボを集中してやっています。
そんな矢先、それを知ってか知らずか
昨日は妖精が頭がすっごく痛いと言いながら、帰ってきたのです!ぜっこうの実験台が登場!しかし
あまりにも痛いそうなので、漢方薬(柴胡桂枝湯)をのんでもらいましたら、これが即効できいてしまい、治癒。
あら~~っ良かったけど・・・と思っていたら、彼はipadを見始めて、15分後にまた激痛が!
すわっ!
さっそく本から得た情報を実験しました。強く打てば脳にダメージを与えるようなツボも、指圧にすると頭痛をとったりすることになるそうです。そんなわけで、脳に関するツボ、肝に関するツボなどを、グイグイと。
30分以内には割れるような頭痛が、楽になったとのことです。漢方薬より時間がかかったのは、私の腕によるところが大きいのでしょう。もうちょっと練習してみます。
しかし、面白い!
それで、愛の太極拳は・・?
意識をもって動くことで、感動さえ巻き起こしてしまう太極拳。
これは演武の場合ですが、それと同時に
私が考えている愛の太極拳は、太極拳を練習している中で、やりにくい場所って誰しもあるのです。それは個人差があって、そこが動きにくい場所はもしかしたらその臓器と関係あるのかもしれません、そのツボ周辺の気血が流れはじめたら、もっと動きやすくなるのかもしれない。
それにそれぞれが気づき、自分でその場所を養生するようになるといいですね。まずは私が気づかないとですが・・・。
さらに、相手とのコミュニケーションで太極拳を用いるならば、自分の体調をよくしておけば、人によって自分が悪いほうに流れていかず、もしろ相手をも元気にさせてしまえるのかもしれません。身体も心も。
いや~~、面白い本に出合えたことに感謝。
この本の先生に会いに行きたいです。
さて、昨日の夕飯です。
蓮根と白滝の伊賀タジン煮
小松菜とニンニクの塩麹炒め
大根のみそ汁
かまどごはん
卵ネギ納豆
昨日環のお客様が
「私はとっても蓮根が好きで好きで好きで、この季節はいてもたってもいられないんです」
というお話を聞いて、帰りに思わず蓮根を買ってしまいました。
軽い洗脳ですね。笑
れんこんは先日も書きましたが、肺も潤し、胃腸も元気にします。秋にぴったりの食材です。最近風邪がはやっていますが、空気が乾燥してきて、この乾燥した空気に最初にふれる臓器が肺です。肺を潤しておくと、風邪にもかかりにくくなります。