漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

走行距離2645kmの旅 その伍 小鹿田焼きの里

2015-05-05 14:01:01 | 旅行
夜からカエルの唱が熱心になったと思ったら、翌朝は雨でした。

朝、6時に出発。
とっても温かいご夫婦が経営されている農家の宿でした。

まずは、大分は小鹿田焼きの里へ。
一度、行ってみたかったのです!妖精は二回目の訪問です。

到着すると、てるてる坊主がたくさん


そのパワーでしょうね、
お天気になりました。

焼き物の里



電気を使わないで製陶するのが特徴なのだそうです。
とうとうと流れる川の水を利用します




じゃーと水がたまると、


重みで、上がり、水が流れ落ちると、バタンと落ちます

これを利用して土をこねるのだそうです



川の水が流れるざーざーという音と
土を捏ねる、バタン、バタンという音が里に響き渡り続けます。

心地がいい場所でした。
いい音ですね、と話しかけましたら
いつも聞いているから、もう分からないよ
と、おっしゃっていました。そうか~、慣れるものなんですね。

私の耳は何に慣れているのだろうか と思いました。


そして、登り窯も現役です





さて、里は窯元の各家で販売されています。






お家の壁も



小鹿田焼きは、お皿も湯のみも素敵ですが、個人的に
壷がツボで、
本当にかわいいんです。うちは米びつが小鹿田焼きですが、
もう、全くあきません。かわいい!

というわけで、お土産商品です。
梅干壷を、環に並べてきました。
梅干をいれて、常温においておきます。
梅干じゃなくても、なんでも入れられます。ゴマでもいいですね。
3合サイズならおやつの”なつめ”を入れておいてもいいですね。





形が少し違うのや、わけあり商品でお買い得価格のもございます。
ピッチャーも、
花瓶として使っても 素敵なんです。
ユーカリのドライフラワーを飾っても素敵ですしね、
ユーカリはお洋服の虫を防ぐ作用もあるので、洋服があるお部屋に飾るのもいいですね。



高温になりすぎると、ふくれ という がまがえるの模様のような、ふくらみが
でて、それで価格が落ちてしまいます。
でも、個人的に、ふくれはすごくかわいいと思うのです。
なので、こちらもお得商品です。

梅干つぼ 
ピッチャー 
いかがでしょうか




さて、もういくら時間があっても足りないくらいの里を
急いで後にします。
なにせ2時発の別府の船に乗らなくてはなりません。
12時には出たいところ。

予定通り、高速をすすんで、余裕だぜ~~ぃ。
なんて、思ってい・た・ら

湯布院から別府の間が、霧のため通行止めに!

え?
そんなピンチ、いやいや、チャンスがありなんですか?

ありなんですよ~~~。

妖精ドライバー、とりあえず湯布院まで急ぐ!
やっぱり
見事にインターを下ろされて、下道へ。

この下道のドライブウェイが大変美しかったのです



きっと、大分の神様が
「あんたたち、ここを見ないで、大分を通ったなんて
言えないからね!」
と、案内してくれたのかもしれません。

霧は別府に着くと、一番深くなりました



信号もみえない



これ、カメラでは見えていますが
肉眼だと、この半分くらいしか見えていません。

もしや、船も出港できないとかないよね?

一応港に電話を入れると、
「運行していますが」 何か?と、言わんばかり。

海は全然問題なくて、山だけだったのでした
面白い!

妖精の上手な運転のおかげで、1時に到着!
高速と変わらない時間。すごい・・・。

港でじゃこ天うどんを食べました。
なじみの味で ほっとする。

船はそれなりに人が乗っていました。
外国人の女性が自転車で一人旅をしているようで、
船の中で、寝袋で寝ていました。
旅なれている感じが、かっこいい。


夕方5時に八幡浜へ。
6時に松山へ。


松山の家では、コタちゃんファミリーが先に到着していて
ここから、コタちゃんタイム!

かっわいい~~んだな、これが。

つづく

走行距離2645kmの旅 その四 熊本城~阿蘇

2015-05-05 12:52:21 | 旅行
熊本の朝は、早くに目が覚めたので、6時半くらいから熊本城へお散歩



おお、なんだかやっと気持ちいい!!
こういう場所が好きです。

加藤清正公の神社もあります。
加藤神社



門に入ると、芝生が広がっています。
すごく落ち着く、この守られている感



お城が開くのは7時なので
芝生でのんびりしたら、なにやら元気な声が響いてきました

「ナニゴトぞ?!」
門にかけつけるとこの人だかり!


イケメン武将三人が、ご挨拶し
「いざ!開門!!」の掛け声と同時に門が開いたのでした!

おお、熊本城、力はいってますね~。

イケメン武将の写真を撮らせていただきました、
ちゃんとポージングまでサービス!



かなり面白い!!
おばさまたちが、みんな一緒に写真をとられています。

さて、本題
熊本城は三大名城の一つです。




有名なのは
武者返しとも言われる、石垣




ま~~~、見事なまでの石垣で、
場所によっては、反り返るくらいのカーブまで。

それにしても、よくこんなに綺麗に、石をそろえて積めるもんだね~、
どうやってやったんだろうね?と関心していたら

妖精が
「Adobeでしょ、-6,0戦国バージョン」


Adobeだそうです。


お城には観光客の方が多くきていました。
シャッターを押すお手伝いを、たくさんさせてもらいました。
押したい派です。笑

ある外国人の男性にも頼まれて、お城を背景に
カメラを縦にして、
うん!いい感じ!と思って、シャッターを押そうとしたら

「チガウ、チガウ」と、片言の日本語で、必死に訂正されまして、
横で撮れ とのこと。はい、了解です。

その後、妖精から、ことあるごとに
「チガウ、チガウ」と、言われ続けました。




さてさて、ホテルに戻って


四郎の初恋を探しにいかなくては!
ないと思うと、いよいよほしくなる


なんと、熊本内でも売っている場所が3箇所のみ。
やっと買えました。

それから、木工作家さんの展示会場に行きました。
素朴なおじさまの作品。妖精がすっかりはまり、ずいぶんいろいろ購入しておりました。

今日は阿蘇へ向かいます。
何も知らずに阿蘇へ。

向かいなら、宿を調べます。
意外と空いているんです。
あら~、ラッキー♪

またお部屋に温泉つきの離れの宿が取れてしまいました。

空いているわけでした!

阿蘇につくと、ただならぬ煙が・・・



なんと、阿蘇山降灰中 走行注意の電光表示



こんなの初めてみました。
噴火中ってこと?

はい、一週間前から噴火中とのことです。



けっこうな、ジャリジャリ具合でございます。
真っ白に灰をかぶった車など、たくさんおりますです。

風向きによって、大丈夫になったりもするようですが
基本的に口の中が、じゃりっとします。
妖精は咳をするし、私は咳などでないので、
タバコのせいじゃないの? というと

もう二度と咳をしない! と気合を入れていました。笑

咳 してましたけどね。

来ちゃったものはしょうがない。
火山の噴火体験。

まずは観光です。
旧女学校後の雑貨屋さんたち



ステンドグラスの窓も販売されていました!いいな~~。


緑溢れる空間


こちらでも、やはり放射線をさけて東京から移住してきた方が
お店番をされていて、めっちゃ話しが盛り上がってしまいました。
娘さんにどういう症状が出たのかも、教えてくださいました。
そして、どういう対策をしているのかも。
東京生まれ、東京育ちで阿蘇へやってくるその勇気、すごいことです。
阿蘇にも東京から移住された方が多いのだそうです。

それから、阿蘇神社へ





そのまま、阿蘇のまわりをぐるりと一周する形で、宿にむかいます

こんな風景です、雄大です。カルデラという場所に初めてきました。
この部分が全部噴出したわけですものね、すごい量です。



日本じゃないみたい



牛ものんびり





宿でいろいろお話をうかがいました。
噴火すると、粒子が細かいので、サッシのすきまからも灰が入ってきてしまうのだそうです。

コンビになども、灰で床がすべるので注意との立て看板の文字

かつて阿蘇山は30万年前から噴火を繰り返しているようですが、
大噴火したときは、九州が全部焼けたのだそうです。山口まで焼けたのだそうです。
火山とは、すごいものなんですね。
あまりご縁がなかったので、なんだかあらためて、その威力を感じました。

さて、翌日はまた朝早い出発なので、早寝です。

つづく





走行距離2645kmの旅 参 天草

2015-05-05 12:03:33 | 旅行
鳥の声とカエルの唱しか聞こえない場所、

そんなことが一番贅沢に感じるのでした。

もしも、私たちが
いくつかのポケットをもっていて、
どれかが空っぽになってくると、その中身を捜し求めて
そのポケットが満たされると、満足感がえられるとするなら
”自然の中にある”というポケットが空っぽになっていたのかな?

自然の中にあるというポケットの大きさは人によって大きさが違うのだとしたら
私のは、ちょっと大きめかもしれません。

ただ、そこに”ある”という心地よさに満たされる場所でした。

お昼にチェックアウトをして
いよいよ農園に向かいます。

途中で、運動会を発見!?



実は かかしの運動会なのです。
全部 かかし! + 妖精 一人 見つかりますかしら?

雨予報だったので、お顔にはビニールがかかっていましたが
動きの躍動感がすごい。

テントの下に人間がお一人
おわかりになりますでしょうか?



川べりにも大名行列のような かかしの列もあり
河童もいるわ、魚もいるわで
それはそれはドラマが繰り広げられているのでした!

かかしの運動会を後にして、
いよいよ農園へ

途中にこんな池が



わ~、綺麗!と撮影タイム

そして、ついに到着!
素敵な笑顔の奥様が迎えてくださいました。

そして、ご主人の眞志男さんが田んぼに案内してくださいました



まるで、滝の前にいるんじゃないかと思うくらいの
すがすがしい、ひんやりとした空気に驚きました。

タニシさんが草さんを食べてくれるというお話をしてくださいました。
だけど、タニシさんは、油断すると稲さんも食べちゃうのだそうで、
切った草さんを田んぼにちょっと入れてあげるといいのだそうです。

眞志男さんは、すべての生き物に"さん”をつけて話されます。

そして、お家に上がらせていただいちゃいました。
お昼食べましたか?と
お昼ごはんをテーブルいっぱいに出してくださって
驚きました。

そして、お水の詳しい話しをしてくださいました。
基本、水が全て!
奇跡のりんごの木村さんのりんごが腐らないで、どんどんミイラ化するというのをご存知でしょうか?

眞志男さんところのお水をシュッシュすると
福島のりんごでさえ、ミイラ化!
どどーん



腐らないのです。

放射線による農作物の影響のお話もしてくださいました。
眞志男さんのお米は支援米として、福島にも送られています。

天草には東京から、震災後被爆をさけて移住してきたご家族が多いのだそうです。

お水の話しも本当に面白かったのですが
事情によりちょっとここではお話できませんので
ぜひ、環でご質問いただけましたらいつでもお話させてください。

それから、農薬も肥料も使わずに育てはじめた稲作は収量が少なく
最初は、稲じゃなくて、稗が育っちゃったという失敗談も興味深かったです。
稲と稗は途中の生育状態がとても似ているのだそうです。
刈り取りのときに、稗を飛ばしてしまうと、それはそれはやっかいなことになるのだそうです。

稗の種はなんと畑で60年も行き続けるのですって。
じっと、殻にとじこもって。
一度に発芽せずに、状況をみて、状況にあった種が順番に発芽していく。

これを聞いたときに、もしかしたら人間の卵子も同じじゃないのかな?って思いました
女性は胎児の時点で300万個の卵子を持っているといわれます
それが、どんどん減って、月経が始まるころには、20~30万個に減って
さらに日々、どんどん減っていくといわれています。一ヶ月に1000個減るとも。
そんなわけだから、年齢を重ねると卵子も老いるなんていうのですよね。
でも、稗の種が60年生きる、その上、環境をみて、環境にあう種が発芽のタイミングを
ねらって、スイッチオンにして発芽するという話しを聞いたときに
もしかして、それは人間の卵子も同じで
環境に適した卵子が卵巣に残っていくのかな?と思いました。
今の科学では、高齢出産が嫌われますが、でも本当にそうなのだろうか?
実はちゃんと、環境に合う卵が選ばれて、ベストな卵子が選ばれているのかもしれません。
今は出産年齢が高齢化している、激動の今
それは何か意味があることなのかもしれません。


眞志男さんファミリーです


いい水、そして愛にあふれた心で育った食べ物は違うということ。

こちらを後にして、
私たち二人はすごいデトックスがあり、トイレに何度いったことか
出る、出る!
すっきり!!
驚きでした。

健幸一番らくらく農園

眞志男の米

おすすめです。ネットからも注文できます。

赤しろ黒ちゃんというポン菓子もおすすめで、一切味付けしていなくて
油も使っていない、玄米のお菓子なのです。
お米の甘みしかしないので、小さな赤ちゃんのお菓子としても最高です。
うちの妖精は、旅行中、毎日1袋食べておりました(笑)
ジャンクフード好きな方にも、ぜひお試しいただきたいー品です!

それから、
みどりちゃん という玄米餅があって、これまた美味しいんです。
お米を注文するときに、いつも頼みます。

眞志男さんファミリーの温かい空間にすっかり癒されました。
貴重なお時間をありがとうございます!!!

ここから、熊本に向かいます。
天草のお土産を何も買えていないのですが、

天草にはイチジクが南蛮から伝わり、南蛮柿という名であるそうです。
天草のイチジクだけを使ったお菓子があって

「四郎の初恋」というお餅。

とってもかわいいパッケージで、数量が多く作れないため
あまりいろんなところには置いてないそうです。
これを作っている会社が
この日にお休みだったので、熊本に行けばあるだろう とあなどって

熊本へ。

宿を探して、ポチッと予約。便利なもんですね。

天草の海と山のエネルギーに酔いしれるまま、向かった熊本は・・・・

ザ・繁華街で

新宿の臭いがする・・・・・
うちの妖精は、森の妖精じゃなく
街の妖精なので、街にくると活き活きするのでした。

つづく

走行距離2645kmの旅 その弐 天草

2015-05-04 23:30:56 | 旅行
存分に寝た私は、ようやく熊本インター近くで運転をバトンタッチ。

私は高速専門ドライバーなので、下道は運転しないのですが
降りるインターまでSAを2つしかはさまない時点での交代になったため
寝ていない妖精を寝かせるためにも、下道を運転するという宝物がやってきました。
(妖精は、最後のSAで起こして、交代して欲しいとリクエスト済)

う~~ん、どうしよう、SAで妖精をたたき起こすか
下道を運転するか。
天草だもん、きっとちょろいぜ! (←なめている)

というわけで、下道を5年ぶりに運転する意気込みで変わりました。

個人的に高速道路の運転の何が楽しいかというと
一緒に走る周りの車の心を想像するのが、楽しいんです。

九州の、熊本のドライバーに興味深いと思ったのは、追い越すときに
前の車ぎりぎりまで、せまってから 追い越し車線に出るんです。

最初は、おいおいおいおい、近寄りすぎよ~!
と、思ったのですが、見ていると、どの車もみんなそうするんです。

これは、もしかしたら、それが前の車に対する礼儀なのかもしれないと思いました。

「あなたのスピードにぎりぎりまでついてみたけど、
どうしても遅くて我慢ならないから、失礼しますね」

とか

「あなたが急ブレーキを踏まないって、あなたの運転を信じてますから
こんなに近寄ることも出来ますよ」っていう。

か、どうかは分からないけれど、少なくとも一切の悪意はないんですね。

それで、礼儀だと思うと、悪い気がしない。

結局、下道もトライしました。
下道も赤信号で停車すると、後ろの車が、もう本当に後ろにぴったりくっついて停まるのです。

これはそういう意味?
「あなたを支持します」ってことなのでしょうか?
「あなたが好きです」ってことなのでしょうか?

どっちにしろ、みんながそうやってくっついてくるので
みんな私が好きなんだな~と、思ってみると悪い気がしない。笑

下道を10分も走ったでしょうか、
妖精から、交代サインが出て、交代。

五年ぶりに下道を走ったぞ~!10分!という、なんともいえない達成感。
達成感が感じたことがない という方に よく出会います、
これは実は
目標設定が高すぎるといわれます。ハードルを下げると
”下道を運転する”ということで、こんなに大きな達成感を味わえます。笑

運転が出来るってめっちゃすごいことです。私からしたら。

天草は素敵なところでした、
ヨット!
ヨット!ヨット!



船舶の免許とかもいいですね~。
いつかチャレンジしてみたいことの一つです。

海が綺麗



島と島を橋でわっていきます
青空にかかる あやとりみたい



さて、天草というところはですね、インターから
下道を100kmほど走らなくてはならない場所でした。

交通が不便なんですね、だからきっとガイドブックが少ないのかもしれません。

美しい自然はあるのですが、人工的なものが少ない場所に感じました。
だから、いいのですけれどね。

もう太陽が違う。影のコントラストが強い



この日は宿は、たまたま1室空いていたちょっと素敵な宿で

竹林を通っていきます


露天風呂がお部屋についた離れの宿にしました
ぎりぎりは意外ととれるものですね
きっとキャンセルが出るのでしょうね



トイレもステンドグラスでかわいいんです



お風呂も内風呂と露天風呂で、露天風呂はかけ流し温泉だそうです



露天風呂の天井は木々が重なって木漏れ日




鳥や
カエルの鳴き声だけが聞こえる中、のんびり入れました。

宿の目の前が海です。



階段を降りていくと、かっこいい岩場に出ます



波の音を聞きながら
夕日の時間をのんびり味わいます



夕飯は和食です。

こんなに素敵なところですが、ご飯がね、
ちょっと愛が足りなかった。

こういう時は、なんちゃってコンサル
妖精と、何をどうしたら、ここの夕飯が良いものになるか
話し合う。これは自分の勉強になります。
完全に余計なお世話なんですけど、
メニュー構成から、とことん話し合う。
これ、実はけっこう楽しい。
なにしろ、無責任に好き放題 提案できるので。

妖精との結論は
できるなら、素泊まりにして、ご飯はご飯が美味しいところに食べにいけばいい
環境にもよりますけれどね。

でした。

相手を変えようとしない。
自分の行動を変えればいいだけ。そんなメッセージでしょうか?

食事の後も、温泉に入りました。
カエルの鳴き声が大きくなってきました。

カエルの唱ってありますが、
それは、ただの唱の題名だと思っていましたが、
今回、カエルの鳴き声を聞いていたら、本当に唱 みたい。


カエルの唱がこんなに心地いいとは。

夜は、10時すぎには、布団に入り、手帳に日記を書くのがやっとの思いなくらい
泥のように眠りました。

本当に気持ちがいい。

なにせ、音が
鳥とカエルの声しか聞こえないのです。

携帯も圏外。
この時、たくさんの方にご迷惑をかけているとも知らずに・・・

翌日の午後にやっと電話が入りましたが、20通くらいメールをいただいていて
ご注文などいただいた皆様には、大変ご迷惑おかけして
申し訳ございませんでした・・・・。

そんなわけだったのですが
朝も鳥とカエルの声で目が覚めました。

ちょっと雨が降っていました。

カエルが鳴くと、雨が降るのでしょうか?
雨が降るのを察知して、カエルは鳴くのでしょうか?
例えば漢方だと、体に余分な水がある人は、雨が振る前に
体が察知するのですが(頭痛、めまい、関節の痛みなど)
カエルも水がたまっているのでしょうか?
カエルはどんな気持ちで、鳴いているのだろう~?
カエルの声は一匹ずつ微妙に違うのだろうか?

カエルが気になってしょうがないのでした。

つづく










走行距離2645kmの旅 その壱 高松

2015-05-04 22:35:48 | 旅行
愛するみなさま 大変長らくご無沙汰しております

GWいかがお過ごしでしょうか?

先日のてんつくマンのブログにこんなことが書かれていました、

”人間の宝物って何か知ってる?”

答えは

”うまくいかない”こと だそうです。笑

うまくいったら、つまらない。
うまくいかないからこそ、面白い。

だそうです。

みなさまは 宝物をどのくらいお持ちでしょうか?
私はたくさん、たくさんもっています。笑

うまくいかないこと自慢。

「私はこんなに大変なの」と、言われると、

うむ~、なんて素敵な人生なのかと、うらやましくなっちゃいますね。


旅行も

飛行機で行けば、短時間ですむものを、わざわざローカル電車だとか
車、バイク、自転車、徒歩だとか、時間がかかる いわゆる”困難”を伴うものが好きな方がいます。

簡単にいかないこと、これこそ、宝物なのかもしれません。

今回は、愛媛に行くことは決まっていましたが、
休みの前日になって、
「天草へ行こう!」という提案が妖精の口からありました。

明日 4月26日日曜日出発 という前日の25日土曜日の夜のことです。

しかしだねえ、妖精さん
宿もとっていないし、旅行雑誌もない。

ただ、
天草は、私たちがここ3年ほど行きたかった場所でした。
震災後から取り寄せはじめた、お米が自然農のお米で
天草にある農園のものでした。
ここの農園がスペシャルなのです。なんといっても、お米の袋一枚一枚に
「感謝」「食べてくださる皆様が健康になりますように」って手書きで印刷してあるんです。
あきらかに、言霊パワーを使っていますし、
水もFFC水を使っています。
もちろん、農薬も肥料も一切なし。
いつか、行ってみたい。そう思ってはいたのですが、まさか
こんな前日に決まるとは・・・・・・。

夜中すぎまで、旅の準備をして、とりあえず1時に就寝!明日ははやいぜ!
5時起きだな!
選挙会場で並べば、きっと早くあけてくれるから、早めにいってみよう!
そんな話しをして、寝ました。

26日 日曜日

8時起床。出遅れた!
選挙会場は余裕で開いています。
結局、出発したのに、私が忘れ物をして、取りに帰って
朝、9時半に出発!

車の中で本日の宿を探す。あまり夜遅くまで運転したくないので
午後6時くらいに着きそうな場所といえば、淡路か香川。
淡路にいいホテルが見つからず、香川は高松のビジネスホテルが取れました。
びっくりしたのは、ネット予約と電話予約でずいぶん違うということ。
電話では”ない”と言われた禁煙のツインが、ネットでは取れるんです。
おまけに、価格が変わるんですね。
二人で5000円くらい安くなったのです、ネットだと。ひょえ~でした。

今回は長旅なので、ワタクシもドライバーとしてベンチ入りしました。
先攻は妖精で、私は諏訪湖から、岐阜の恵那トンネルすぎまでと、
淡路島から香川まで担当しました。
今回、驚いたのは、な、な、なんと。運転に眼鏡が不要になったこと!
コンタクトの度数を弱くしてあるので、これまで運転中は眼鏡が必要でした。
でも、眼鏡なしで、むしろ眼鏡があると、度が合わなかったのです!
大興奮。

トンネルも大丈夫!

ただ、夕方になって、香川に入ると、対面通行で、トンネルが多くなるのですが
だいぶいいとはいうものの、乱視のせいだと思うのですが、光がまだ滲むことがあるのです、
念のため ここは眼鏡が必要でした。
それから、ジャンクションで看板を見る必要があるときは
眼鏡がいりました。
いや~~~、でも確実に視力は上がり続けていますです。



というわけで午後7時に、高松のホテルにチェックイン。
うん、広いし、なかなか綺麗なホテルじゃないかい と大満足。

しかし、ここが宝物だということに、私たちはまだ気づかなかった。

まずは本屋さんへ、天草のガイドブックを探しに。
天草のガイドブックは本当に少ないんです。
なぜ、こんなにないのだろう?
その理由がこの時点では全く分からなかったのですが、
ない には、ない 理由があるわけです よ・・・・。

九州の本をいくつか買って

夕飯は、近くのオススメのお店”猿の手”へ。
水槽から、生きたお魚をすくって作られる新鮮さ

大将おまかせ料理は、新鮮で美味しいお料理の数々でした

*ふぐの刺身
*塩かつおのたたき 塩レモン
*つぶ貝
*たけのこの天ぷら
*お刺身
*鯛のあら煮
*ホタテのバター醤油焼き
*にぎり寿司

あなごのお刺身というオーダーがお隣のお客さんから入って
アルバイトの女の子が水槽で格闘!なかなかすくえない

あなごってバックが出来るらしいんです。
大将が”なにやっとんよ”と言いながら、ひとすくい。
あなごキャッチ!

私たちが思わず「おお~!!」と言いながら拍手をすると、
”こんなんに拍手はいらんよ”と、言いながら、嬉しそうな大将。

あなごのお刺身の残りを、
”味見して”と、分けてくださいました。

嬉しかったです。

お店を年間10日も休まないらしいです。
68歳の大将なのでした。

満腹のお腹を引きずってホテルに戻りました。

さて、明日の愛媛から別府への船は何時がよいかしら??
と、調べたら・・・・。
愛媛の八幡浜の港を、朝 6時20分発に乗る必要があることに気づきました。
えっと、ここ香川から八幡浜まで、300キロ弱はある・・・。
出航の1時間前には到着したいので、5時到着で その3時間前に香川を出るとなると・・・

に、二時!?夜中の。
ということは、1時半起床。

現在夜の10時。

寝るぞ!寝るぞ~~!

急いで、急いで寝ないと!
と、寝るのを焦った時に気づいたのです、このホテルが

踏み切りの横に建っているということに。

寝ようとすると、「カーン、カーン、カーン!」というケタタマシイくらいの踏み切りの音が
鳴り響く

なぜ、そんなに聞こえるのか?
実はもう一つの理由がありました。

このホテル、隣の部屋の声が、異常なくらいはっきり聞こえるんです。

妖精が
「これは、ラジオが流れていると思えばいいよ」と、言ったくらい

壁が薄い!
だから、隣の声も廊下の音も、外の音さえも、全部が筒抜け。

宝物すぎる!!

そんなわけで、10時に布団に入って、踏み切りと隣の声を聞きながら、

終電が終わり、踏み切りも静かになって眠った頃、アラームがなった。
でも、睡眠のサイクルが絶妙だったのか、まだ興奮しているせいか
すっきり起きました。

予定通りホテルを2時出発!

がらがらな道を妖精が かっ飛ばす。
私は、横で船をこぎまくる。

あっという間に、八幡浜の港へ 5時到着。



綺麗な朝焼け。

少し待ってから、船に乗り込む。
少し寒かったので、厚着をして、ブランケットを持って、
寝る気120%!



貸切状態の船内で、



ゴロンと横になって、寝ました



最高!

数少ない乗客の皆さんは、思い思いの場所で寝ていました。
一番、面白かったで賞は、マッサージチェアで寝ていた方。
いいところを選ばれましたね。

女性だけの専用スペースもあって、カーテンで仕切れるくらいですが
それでも、女性の一人旅の方は、ここで寝るのもいいですね。

船からの風景も美しいです




9時すぎ、大分は別府港に到着

街路樹が変わっただけで、いきなり南国ムードになりますね



九州横断道路は、風景がダイナミック!
本州や四国とは全然違う雰囲気でした





私は
「いつでも運転代われるよ!」と、いいつつ

眠る。

眠いよぉ。

つづく