先日に続いてS13の製作。と、思ったら、何とも凄いレスポンスでアオシマ製1/24シルビアS15エアロが到着。昨日の午後に発注してもう届くとは!一瞬S13を箱に直してS15に取りかかろうかと目論見掛けたのだが、どうやら今月末にD1仕様がリリースされることになっており、ひょっとするとユーロテールがパーツ化されてるかも知れないので、流用すれば自作の手間が省けてラッキーかもとか考えまして、結局S13製作を継続することに・・・。ちなみにですけど、以前フジミ模型からもS15のキットは出ていたんですが、届いたアオシマ製S15と比較してみると、その違いは一目瞭然。特にリアセクションの造形はアオシマ製の方が実車に近く、全体のアウトラインもS15独特の形状を再現していて好印象です。
さて、S13の方ですが、某氏の飴玉2号の最新画像を参考にしながら、取り敢えずパーツのアタリが付いたところで、ボディ全体のスジ彫りを彫り直しておきます。
パーティングラインがド派手って事は、そのラインを境にボディーのラインが少しズレてる訳でして、ズレによって曲がってしまってるスジ彫りを修正しつつ、塗装によってスジ彫りが埋まらない様に深くしておく訳です。私がこの作業で用いるのは画像にある様な替え芯式のケガキ針とハセガワトライツールのエッチング鋸です。この替え芯式のケガキ針ですが、ボールペン風のグリップの先にケガキ用の針が付いていて、針の先端は彫るのに最適な(当たり前ですが(笑))状態にあり、切れが悪くなればオイルストーンでも磨けますし、替え芯もそれ程高くはありません。ホームセンターのカッター売り場で見かけたものです。ディバイダやコンパスの針とか押しピンの品部分とかでも代用は聞きますけど、これらは元来彫る為には出来ていないので、作業の効率を考えるとケガキ専用の針の方が使い易くて便利かと思います。ハセガワのケガキ工具よりは全然安いのも利点ですな。で、こういった工具で細く深く彫り直す事で、塗装後もスジが埋まらない様にし、尚かつ墨入れに依存しすぎることなくパネルラインがクッキリなる様に彫っていきます。余談ですが、私はカーモデルに墨入れは最小限に止めたい主義だったりします。特に、明るい色(中でも白は特に)の車両の場合は、過度に墨入れをするとオモチャっぽくなってしまうのが好みではありません。何でもかんでも墨入れする人が居るらしいのですが、こういう小技的なものは必要なところに必要な時だけ施すのが効果的だと思います。細く深いスジ彫りを施せば、必死扱いて墨入れをしなくてもスジがクッキリ出ます。飛行機とか戦車の様な全体的に暗めのトーンの塗装が施されてる様な物の場合は、メリハリを付ける意味でもカッチリとした墨入れは有効なんですけどね。
また、ボディの基本的な前処理として、ヒケも埋めておかねばなりません。ヒケというのは、本来平面であるべき面に、何故か凹みが入ってしまっている部分のこと。プラスチックの射出形成過程で出来てしまう物でして、プラモデルであれば大なり小なり必ずヒケってのは存在します。こhのキットの場合もトランク部分とルーフ部分にヒケがありました。特にルーフ部分のヒケは、裏側にサンルーフ切り抜き用の筋が入っていまして、この筋に沿う形でルーフ表面にヒケが盛大に出ています。
このヒケの処理方法ですが、アルテコの瞬間接着パテをヒケに沿う形で塗り込んで、パテが乾燥したら消しゴムに巻いた#400のペーパーでパテ部分を削り、更に上からプラパテを塗って、ルーフ面とパテ面とが滑らかな平面になる様に#600位のペーパーで均してやればOKです。
このヒケというのは、塗装をしても消えることはありませんし、特にメタリックやパール塗装の場合にはかなり目立ちますから完全に処理しておかなければなりません。
さて、ボディの基本的な処理が終わったら、先ずはサイドステップの造形に入ります。オーナーさんのプロフを見るとBOMEXもどきとの事なので、メーカーのHPを参照してみますと、結構造形が面倒そうな三次曲面で構成されています。取り敢えず、車体パーツのサイドステップが被る部分にマスキングテープを貼ってパネルラインに合わせてカットして型取りをし、これを二枚の0.5mm厚プラ板を両面テープで貼り合わせたモノに貼り付けます。マスキングテープの型通りにプラ板を切り出し、切り出したら両面を剥がすと一回の作業で左右二枚分同時に切り出すことが出来ます。で、後は溶剤系の接着剤でプラ板を柔らかくしつつ車体に接着。パネルラインに合わせて丸鋸で切り込みを入れて、三次曲面削り出し前の骨組みを作り出します。エアロパーツを自作する場合、パテをブリブリ盛ってそのまま削り出す人も居ますけど、正確なアウトラインとエアロ表面の滑らかさとシャープさを求めるなら、面倒でもプラ板で骨を作ってそこに肉付けする形でパテを盛っていく方が結果として巧く行きます。 骨でエアロの形状が出せたらエポキシパテで肉付け。私が使ってるのはミリプットの高密度Sという製品です。このエポパテは「食いつきがイイ!」「乾燥が早い」「表面が滑らか」「掘削が楽!」「肉痩せが殆ど無い!」と良いことづくめなので愛用してます。最近はウェーブという会社の1ブランドとしてリリースされてるみたいですな。
一度目はプラ板で構築した骨の隙間にエポパテを詰め込む形で芯を入れます。この状態で数時間乾燥させ、或る程度乾燥したら車体に対して水平・平行になる部分に気を付けながら電動リューターで形状出しをし、更にサンドペーパーで表面を均します。紹介しておいてなんですが、このミリプットってリューターでバリバリ行ってもサクサク削れて作業しやすい!タ○ヤ製エポパテとかだパテがビットに粘り付いたりしてこうは行かない。切削作業にリューターが使えないと作業時間もやる気の減退も大幅にデカくなりますからねぇ。 で、或る程度形が出てきたならば、更にエポパテを塗り込んで、乾燥前にヘラ(スパチュラ)等で形状出しを行い再び乾燥させます。
高さや形状を揃えるべく、この作業を左右同時進行で行いました。
今日の所は画像の状態までで時間切れ。なんせパテの乾燥に時間を取られちゃいますから思った様には進みませんですわい。次は、サイドステップ部を掘削加工してテーパーを付けていくことになりますが、それは明日以降に空いた時間って事で・・・・。
さて、S13の方ですが、某氏の飴玉2号の最新画像を参考にしながら、取り敢えずパーツのアタリが付いたところで、ボディ全体のスジ彫りを彫り直しておきます。
パーティングラインがド派手って事は、そのラインを境にボディーのラインが少しズレてる訳でして、ズレによって曲がってしまってるスジ彫りを修正しつつ、塗装によってスジ彫りが埋まらない様に深くしておく訳です。私がこの作業で用いるのは画像にある様な替え芯式のケガキ針とハセガワトライツールのエッチング鋸です。この替え芯式のケガキ針ですが、ボールペン風のグリップの先にケガキ用の針が付いていて、針の先端は彫るのに最適な(当たり前ですが(笑))状態にあり、切れが悪くなればオイルストーンでも磨けますし、替え芯もそれ程高くはありません。ホームセンターのカッター売り場で見かけたものです。ディバイダやコンパスの針とか押しピンの品部分とかでも代用は聞きますけど、これらは元来彫る為には出来ていないので、作業の効率を考えるとケガキ専用の針の方が使い易くて便利かと思います。ハセガワのケガキ工具よりは全然安いのも利点ですな。で、こういった工具で細く深く彫り直す事で、塗装後もスジが埋まらない様にし、尚かつ墨入れに依存しすぎることなくパネルラインがクッキリなる様に彫っていきます。余談ですが、私はカーモデルに墨入れは最小限に止めたい主義だったりします。特に、明るい色(中でも白は特に)の車両の場合は、過度に墨入れをするとオモチャっぽくなってしまうのが好みではありません。何でもかんでも墨入れする人が居るらしいのですが、こういう小技的なものは必要なところに必要な時だけ施すのが効果的だと思います。細く深いスジ彫りを施せば、必死扱いて墨入れをしなくてもスジがクッキリ出ます。飛行機とか戦車の様な全体的に暗めのトーンの塗装が施されてる様な物の場合は、メリハリを付ける意味でもカッチリとした墨入れは有効なんですけどね。
また、ボディの基本的な前処理として、ヒケも埋めておかねばなりません。ヒケというのは、本来平面であるべき面に、何故か凹みが入ってしまっている部分のこと。プラスチックの射出形成過程で出来てしまう物でして、プラモデルであれば大なり小なり必ずヒケってのは存在します。こhのキットの場合もトランク部分とルーフ部分にヒケがありました。特にルーフ部分のヒケは、裏側にサンルーフ切り抜き用の筋が入っていまして、この筋に沿う形でルーフ表面にヒケが盛大に出ています。
このヒケの処理方法ですが、アルテコの瞬間接着パテをヒケに沿う形で塗り込んで、パテが乾燥したら消しゴムに巻いた#400のペーパーでパテ部分を削り、更に上からプラパテを塗って、ルーフ面とパテ面とが滑らかな平面になる様に#600位のペーパーで均してやればOKです。
このヒケというのは、塗装をしても消えることはありませんし、特にメタリックやパール塗装の場合にはかなり目立ちますから完全に処理しておかなければなりません。
さて、ボディの基本的な処理が終わったら、先ずはサイドステップの造形に入ります。オーナーさんのプロフを見るとBOMEXもどきとの事なので、メーカーのHPを参照してみますと、結構造形が面倒そうな三次曲面で構成されています。取り敢えず、車体パーツのサイドステップが被る部分にマスキングテープを貼ってパネルラインに合わせてカットして型取りをし、これを二枚の0.5mm厚プラ板を両面テープで貼り合わせたモノに貼り付けます。マスキングテープの型通りにプラ板を切り出し、切り出したら両面を剥がすと一回の作業で左右二枚分同時に切り出すことが出来ます。で、後は溶剤系の接着剤でプラ板を柔らかくしつつ車体に接着。パネルラインに合わせて丸鋸で切り込みを入れて、三次曲面削り出し前の骨組みを作り出します。エアロパーツを自作する場合、パテをブリブリ盛ってそのまま削り出す人も居ますけど、正確なアウトラインとエアロ表面の滑らかさとシャープさを求めるなら、面倒でもプラ板で骨を作ってそこに肉付けする形でパテを盛っていく方が結果として巧く行きます。 骨でエアロの形状が出せたらエポキシパテで肉付け。私が使ってるのはミリプットの高密度Sという製品です。このエポパテは「食いつきがイイ!」「乾燥が早い」「表面が滑らか」「掘削が楽!」「肉痩せが殆ど無い!」と良いことづくめなので愛用してます。最近はウェーブという会社の1ブランドとしてリリースされてるみたいですな。
一度目はプラ板で構築した骨の隙間にエポパテを詰め込む形で芯を入れます。この状態で数時間乾燥させ、或る程度乾燥したら車体に対して水平・平行になる部分に気を付けながら電動リューターで形状出しをし、更にサンドペーパーで表面を均します。紹介しておいてなんですが、このミリプットってリューターでバリバリ行ってもサクサク削れて作業しやすい!タ○ヤ製エポパテとかだパテがビットに粘り付いたりしてこうは行かない。切削作業にリューターが使えないと作業時間もやる気の減退も大幅にデカくなりますからねぇ。 で、或る程度形が出てきたならば、更にエポパテを塗り込んで、乾燥前にヘラ(スパチュラ)等で形状出しを行い再び乾燥させます。
高さや形状を揃えるべく、この作業を左右同時進行で行いました。
今日の所は画像の状態までで時間切れ。なんせパテの乾燥に時間を取られちゃいますから思った様には進みませんですわい。次は、サイドステップ部を掘削加工してテーパーを付けていくことになりますが、それは明日以降に空いた時間って事で・・・・。