がらくたどうBlog

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1/24 S13 製作記 その5

2004年10月21日 | 模型
 1/24飴玉2号製作記の第五回目です。前回から引き続きまして、ボディ表面、特に自作部分のウネリを取るべくひたすら#1000のペーパーで磨き倒します。表面が或る程度ツルツルになるまで磨きまして、作業中にサフが剥がれてしまった部分にピンポイントでサフを吹き、全体が平滑なグレーになる様に、もう一磨きをかけてやりました。 やっとの事で塗装作業に移行出来ることになった飴玉二号のボディですが、ふと思い出したのがフロントグリルのR32GT-R風スリットルーバーと、ウィンカー部内側のメッシュ部分を何とかしなければなりません。
 で、何とかしました。グリルのルーバー部分はボンネットの先端カーブと同じカーブのエッチング定規を使って0.5mmプラ板から切り出します。二枚出来ればOKなんですけど、幅が微妙だし工作の都合上塗装前にガッツリ固定しておきたかったので、5~6枚同じ形状のモノを切り出し、その中からボディのグリル部分に摺り合わせていって、最もフィッティングが良い2枚を選抜。穴を開けたグリル部分の両脇にピラニア(エッチング製の鋸)でルーバーの差し込み用の溝を掘り、作ったルーバー部分を差し込みます。裏から溝部分に流す要領で溶剤系接着剤を流し込み、トドメにアルテコ瞬間パテでルーバーをガッツリ固定。余談ですが、ボディ色をエアブラシで塗装する場合は今回の様に塗装前にルーバーとかメッシュとか取り付けても大丈夫ですが、缶スプレーで塗る場合は、先ず以てルーバーの奥の方とかメッシュ部分の縁とかに塗料が届かないので、塗装終了後に組み立てる様にしないとイケマヘン。
 メッシュ部分ですが、エッチングメッシュでも良かったんですが、ストックしてる各種部材の中に#60の真鍮製編みメッシュがあったので、折角だからこれをウィンカー横の開口部にエポキシボンドで接着しました。エッチングメッシュが手に入りやすくなってからというもの、この手の編みメッシュって使い道がナカナカ無かったんですよねぇ。

 さて、細かい作業が終わったところで、やっとお待ちかねの塗装作業に入っていきます。ボディーカラーはボディーパーツとサイドミラーだけ。どちらも空き缶や空き瓶に両面テープで固定して塗装に備えます。 先ず今日の所は、ボディーカラーの発色をよくする為に下地色のホワイトを吹きました。GSIクレオスの#1の白に下地用ベースホワイトを混色してうすめ液で稀釈したのを、パーツ全体に3回位に分けてムラ無くジックリと吹き付けます。何故に白とベースホワイトを混ぜたかですけど、塗装は「下地塗り」→「本塗装」→「仕上げ塗り」→「クリアー塗装」という行程が基本なのですが、メインカラーがパールやメタリックの場合は、特に下地を平滑な状態にした上で本塗装をしないとメタリックやパールの粒子密度が安定せずに、オモチャっぽい状態になっちゃうんですよ。で、下地の白も乾燥したら#2000のペーパーで磨くことになるんですが、その際ベースホワイトのみだと塗装面がザラついていて磨き処理が大変なので、グロス系の白を混ぜることで下地色の平滑さを確保しやすくしてやろうって訳です。

なんせ、エアブラシでプラモ塗るのなんて数年ぶりなので、エア圧の調整加減で手こずりましたが、取り敢えず真っ白になりやした。丸一日かけて乾燥させ、またも#2000のペーパーで磨いてから、次はいよいよ本塗装に入っていきます。・・・・・・・・・・・・・・が、ベルベットブルーパールって何?(爆)。調色しようにも何をどう混ぜればよいか方向性が全くワカラン。紺色のメタリックもしくはパールってことは判るんですが、その紺が赤系の紺か黄系の紺か青系の紺か全く以て不明。メタリックかパールかも不明だし、その粒子が青系なのか白系なのかも不明。これは困りましたな~、ってことで、明日にでも自動後退の実車の補修用塗料サンプルでも調べてくるとしますわ。一応実車用調色データを調べてみると、青+黒+ブルーパールってのが基本線の様ですが・・・・。
 ところでまたも余談ですが、少なくともプラモデルに実車用塗料は使えないと思った方が良いかと思います。まず顔料の粒子が粗く、さらに有機溶剤成分が強くてプラスチックを溶かしてしまいます。更にメタリックカラーやパールカラーの場合、模型に使うにはメタリックやパールの粒子が粗すぎてラメラメになっちゃいます。使えるとすれば全体的に塗装した上に吹くクリア位ですな。クリアにしても、吹き方を間違えると先述の通りプラスチックを溶かしてしまいます。また、中にはウレタン系の溶剤が含有されているモノもありますから、プラモデルには専用塗料を使う様にした方が良いのです。 っつーことで、今日はこの辺りで作業終了。
コメント
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