さて、結局本職の方は今日は巧く運びまして、明日からの出張を前に時間も取れたことで、今日はクリアー塗装を敢行しました。自動車模型にクリアー塗装が必要な理由ですが、仕上げの際に塗装面を研磨することで艶を出すのに、塗っといたほうが安全に研磨出来るってのが最大の理由かと思います。勿論、クリアーを塗らずに本塗装の部分を直接磨いても艶は出せますが、赤とか黄色の様に隠蔽力が非常に弱い色の場合は、磨けば磨く程色が薄くなってきますし、うっかり下地まで出てしまうと最初からやり直しなんて事にもなっちゃいます。対して、クリアー塗装をした上で磨く様にすれば、本塗装の部分には磨きをかけないで艶が出せるので、先述した様な問題から解放される訳です。また、メタリックやパール塗装の場合は、本塗装の上にクリアーを塗装することで初めて発色するので、この場合はクリアー塗装は必須となります。今回も、パール塗装を本塗装として施してあるので、クリアー塗装は必須作業でもある訳です。
一言でクリアーと言っても、無色透明な割には様々な種類の模型用塗料のクリアーが巷には存在しております。で、私が気に入ってるクリアーが下の画像の面々となります。
左から
①ホビーショップGT オートクリアー
②GSIクレオス #155 スーパークリアー
③GSIクレオス #184スーパークリアーⅡ
④モデラーズカラー スーパークリアー
の4種類です。それぞれの特徴ですが、
①は艶・塗装のしやすさ・乾燥時間の程良さ・デカールに対する攻撃性の少なさといった全ての要素で抜群の性能を誇る逸品。しかしながら、私が住んでる様な地方では全くと言って良い程入手が難しいので、大都市圏に出掛けた時にまとめ買いすることで賄っております。まぁ、昨今はネットでも買えますけどね。
②は艶具合や塗膜の強さがイケてるクリアー。GSIクレオスってことで、私が住んでる様な地方都市でも簡単に入手出来るので重宝してます。ただし、濃度調節が気温や湿度によってコロコロ変わりますし、デカールの上から塗装する様な場合にはデカールに対する攻撃性も強いので注意が必要です。
③はGSIクレオスの製品ですが、②とはやや性質が異なります。特に、レベリング薄め液で薄めることが前提となっており、当然乾燥時間もかなり遅くなってる模様。あと、普通の薄め液等で稀釈すると、何故か白濁してしまうので注意が必要です。乾燥時間が長くかかる分研磨無しでも塗りっぱなし艶がソコソコ出ます。使い方としては、②のスーパークリアーで本塗装色をコーティングしてから、更にその上にこのスーパークリアーⅡを塗り重ねるって使い方が良い感じ。
④のモデラーズカラーは、一時期私がフェチの様に使いまくったクリアーです。艶の具合も綺麗ですし、研磨作業の研ぎやすさも抜群。デカールにも優しく、そのクセ乾燥すると塗膜は丈夫になります。しかしながら、どういう訳か或る程度までの乾燥は①や②と比べても遜色ないのに、完全乾燥まではやたらと時間がかかります。①や③が市場に登場してからは、スッカリ使わなくなってしまった気がするのですが・・・(笑)。
ちなみに、最近巷の自動車模型愛好家の間でよく利用されているウレタンクリアーは、私の場合使わないことにしております。理由は、ウレタン特有の有機的な感触の艶が好みでないことと、アクリルラッカー系に輪をかけて強力な毒性が嫌だからというもの。また、GSIクレオスやモデラーズカラーの缶スプレーを使うことはあっても、タミヤ製の缶スプレークリアーは塗膜が笑っちゃう位弱く研磨に不向きなのでこれも使いません。塗膜が弱いって意味では、GSIクレオスやタミヤの水性アクリルのクリアーもGSIの水性トップコートも使いません。
さてさて、本日のクリアー塗装には何を使用したかですが、GSIクレオスの#155スーパークリアーです。理由は特にありません(笑)。使用量は丸々一本分を使いました。1/24だと、クレオスのビンで言うなら概ね1~2本で良いかと思います。何回かに分けて、ボディ全体に満遍なくタレない様に気を付けながら吹きつけます。最初の方はクリアー1に対して薄め液1、徐々に薄め液の量を増やしていき、最終的にはクリアー1に対して薄め液3程度で仕上げます。全部塗り終わりましたら乾燥モードへ移行。2~3日置いておいて、クリアー面の肉持ち具合をチェックし、もし肉持ちが悪くクリアー層に不安を感じる様なら、更に上から③の#184スーパークリアーⅡを使うことになりますが、これは後日様子を見てから選択しますので、今日の所はこれまでで塗装終了。
先日の画像に比べると、濃かったボディ色にパールの粒子が浮き上がり、ちゃんと紺メタになってるのが判りますでしょうか?ちょっとピンボケになっちゃったんですが、横から蛍光灯を当ててみると
我ながらベルベットブルーパールっぽくなったと思うんですがどうですかね?
まだクリアーを塗っただけなので表面がミカン肌と言いますか波打ってますが、一~二週間位乾燥させた後に表面を研磨すると、綺麗な鏡面に仕上がりますので気にする必要はありまへん。
さて、ボディ関係が一段落付いたので、これからは内装等のシャーシ周りの工作に入ります。思った以上にクリアー塗装が順調に進んだので、今日はマフラーを作って、更にリアサスの車高下げを行いました。先ず車高下げですが、日産車らしいマルチリンクが再現されている関係上、フロントの様にダンパーパーツを切り詰めればOKって訳にはいかないです。
↑で赤枠で示した部分にケガキ針で1mm削る様に印を付け、シャーシの当該部分を1mmだけ削り、ダンパー部はバネ部分で1mm切り詰めて調整します。これ、なるべく正確に切削しないと、後々4輪接地しないというトラブルの元になります。
リアマルチリンクの車高下げが済んだら、今度はマフラーの製作です。飴玉2号にはGPスポーツのEXASⅡっていうマフラーが装着されてるとのこと。どうやらオーナーさんは昨今の規制を考えて触媒を装着したそうなので、加工も触媒から後だけです。製品画像を参考にしながら、装着しやすい様に少々取り回しをアレンジして建築模型用の4mmパイプを曲げてメインパイプを製作、テール部分には模型店で売っていた挽き物の金属製テールエンド装着してみました。あとはプラペーパーで中間のサブタイコを作ってやればOKかな?
こんな感じで今日は時間切れです。次の機会には、主に内装関係を弄くっていきたいと思います。
一言でクリアーと言っても、無色透明な割には様々な種類の模型用塗料のクリアーが巷には存在しております。で、私が気に入ってるクリアーが下の画像の面々となります。
左から
①ホビーショップGT オートクリアー
②GSIクレオス #155 スーパークリアー
③GSIクレオス #184スーパークリアーⅡ
④モデラーズカラー スーパークリアー
の4種類です。それぞれの特徴ですが、
①は艶・塗装のしやすさ・乾燥時間の程良さ・デカールに対する攻撃性の少なさといった全ての要素で抜群の性能を誇る逸品。しかしながら、私が住んでる様な地方では全くと言って良い程入手が難しいので、大都市圏に出掛けた時にまとめ買いすることで賄っております。まぁ、昨今はネットでも買えますけどね。
②は艶具合や塗膜の強さがイケてるクリアー。GSIクレオスってことで、私が住んでる様な地方都市でも簡単に入手出来るので重宝してます。ただし、濃度調節が気温や湿度によってコロコロ変わりますし、デカールの上から塗装する様な場合にはデカールに対する攻撃性も強いので注意が必要です。
③はGSIクレオスの製品ですが、②とはやや性質が異なります。特に、レベリング薄め液で薄めることが前提となっており、当然乾燥時間もかなり遅くなってる模様。あと、普通の薄め液等で稀釈すると、何故か白濁してしまうので注意が必要です。乾燥時間が長くかかる分研磨無しでも塗りっぱなし艶がソコソコ出ます。使い方としては、②のスーパークリアーで本塗装色をコーティングしてから、更にその上にこのスーパークリアーⅡを塗り重ねるって使い方が良い感じ。
④のモデラーズカラーは、一時期私がフェチの様に使いまくったクリアーです。艶の具合も綺麗ですし、研磨作業の研ぎやすさも抜群。デカールにも優しく、そのクセ乾燥すると塗膜は丈夫になります。しかしながら、どういう訳か或る程度までの乾燥は①や②と比べても遜色ないのに、完全乾燥まではやたらと時間がかかります。①や③が市場に登場してからは、スッカリ使わなくなってしまった気がするのですが・・・(笑)。
ちなみに、最近巷の自動車模型愛好家の間でよく利用されているウレタンクリアーは、私の場合使わないことにしております。理由は、ウレタン特有の有機的な感触の艶が好みでないことと、アクリルラッカー系に輪をかけて強力な毒性が嫌だからというもの。また、GSIクレオスやモデラーズカラーの缶スプレーを使うことはあっても、タミヤ製の缶スプレークリアーは塗膜が笑っちゃう位弱く研磨に不向きなのでこれも使いません。塗膜が弱いって意味では、GSIクレオスやタミヤの水性アクリルのクリアーもGSIの水性トップコートも使いません。
さてさて、本日のクリアー塗装には何を使用したかですが、GSIクレオスの#155スーパークリアーです。理由は特にありません(笑)。使用量は丸々一本分を使いました。1/24だと、クレオスのビンで言うなら概ね1~2本で良いかと思います。何回かに分けて、ボディ全体に満遍なくタレない様に気を付けながら吹きつけます。最初の方はクリアー1に対して薄め液1、徐々に薄め液の量を増やしていき、最終的にはクリアー1に対して薄め液3程度で仕上げます。全部塗り終わりましたら乾燥モードへ移行。2~3日置いておいて、クリアー面の肉持ち具合をチェックし、もし肉持ちが悪くクリアー層に不安を感じる様なら、更に上から③の#184スーパークリアーⅡを使うことになりますが、これは後日様子を見てから選択しますので、今日の所はこれまでで塗装終了。
先日の画像に比べると、濃かったボディ色にパールの粒子が浮き上がり、ちゃんと紺メタになってるのが判りますでしょうか?ちょっとピンボケになっちゃったんですが、横から蛍光灯を当ててみると
我ながらベルベットブルーパールっぽくなったと思うんですがどうですかね?
まだクリアーを塗っただけなので表面がミカン肌と言いますか波打ってますが、一~二週間位乾燥させた後に表面を研磨すると、綺麗な鏡面に仕上がりますので気にする必要はありまへん。
さて、ボディ関係が一段落付いたので、これからは内装等のシャーシ周りの工作に入ります。思った以上にクリアー塗装が順調に進んだので、今日はマフラーを作って、更にリアサスの車高下げを行いました。先ず車高下げですが、日産車らしいマルチリンクが再現されている関係上、フロントの様にダンパーパーツを切り詰めればOKって訳にはいかないです。
↑で赤枠で示した部分にケガキ針で1mm削る様に印を付け、シャーシの当該部分を1mmだけ削り、ダンパー部はバネ部分で1mm切り詰めて調整します。これ、なるべく正確に切削しないと、後々4輪接地しないというトラブルの元になります。
リアマルチリンクの車高下げが済んだら、今度はマフラーの製作です。飴玉2号にはGPスポーツのEXASⅡっていうマフラーが装着されてるとのこと。どうやらオーナーさんは昨今の規制を考えて触媒を装着したそうなので、加工も触媒から後だけです。製品画像を参考にしながら、装着しやすい様に少々取り回しをアレンジして建築模型用の4mmパイプを曲げてメインパイプを製作、テール部分には模型店で売っていた挽き物の金属製テールエンド装着してみました。あとはプラペーパーで中間のサブタイコを作ってやればOKかな?
こんな感じで今日は時間切れです。次の機会には、主に内装関係を弄くっていきたいと思います。