がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 S13 製作記 その3

2004年10月17日 | 模型
 昨日は忙しかったので作業はお休み。で、今日は夜になってセコセコと作ってました。 昨日、今回制作中のS13のモデルにしてる飴玉2号の飼い主さんから、有り難いことに実車の三面ショットをば送って頂けました。これで、自作しなくてはならないエアロパーツの全貌が判明しやした、、が!サイドステップが既に予想外の面構成なんですけど(笑)。一昨日の作業の多くが水の泡と化しかけたくらい私の造形が間違ってることが判明。悔やんでも先に進めないので、写真の形状に近づけるべく、電動リューターを駆使して形状出しに勤しみました。
電動リューターってのは、歯科技工士さんや入れ墨師さんが使う電動ドリルみたいな工具なんですが、先端のビットを交換することで、実車での板金作業で言うところのドリル・グラインダー・各種サンダー・ポリッシャー・エングレーバー・ジグソーといった工具と同じ事が出来る優れもの。今回の様なエアロの自作なんていう作業では、作業時間の大幅短縮を可能にしてくれる重要な工具です。実は、プロクソンってトコの回転数可変式リューターを長年愛用してたんですが、久々に使おうとしたらウンともスンとも言わないという御臨終状態。仕方なく買い換えようとホビーセンターに行くと、アメリカ製の可変式リューターが売ってまして、これがスペックに比してバカ安。プロクソンの半額位買えてしまいました。勿論可変式でボールベアリング内蔵品。このボールベアリングが入っていない製品は、軸ブレが大きい粗悪品である事が多く、研磨作業は出来ても穴開けや切断といった作業が捗らないので、どうせ買うならボールベアリングタイプですな。

 で、先端を色々交換しながら削りまくること約十分。なんとか思った様な状態に削り出せたので、もう片方のサイドステップも削り出し。貰った画像に近い状態にまで形を出すことが出来ました。ここから先は流石に微妙なライン出しをすることになるので手作業になります。 サイドステップの荒削りが巧く行ったので、更にフロントリップスポイラーとリアアンダーの荒削りも敢行。サイドステップ同様に0.5mmプラ板で土台を切り出しでボディに接着。作業中に割れたり剥がれたりしない様に貼り付けたプラ板の裏側にアルテコの瞬間接着パテを盛りつけて固定し、パテが固まったらエポキシパテを塗り込んで形状出し。フロントリップのテーパー形状はエポパテの上から2mm径の真鍮線を押しつけて形を出してみました。エポキシパテが固まったらリューターで曲面を出してやり荒削り完了。

 全体のアウトライン、特にサイドステップの微妙なラインが前回の画像に比べて今度はキチンと出せてると思います。画像でドア部分が赤くなってますが、これはリューターでの切削作業中にドア部分を傷つけないようにするための防護措置に塩ビテープを貼っただけです。そんなこんなで粗原型が取り敢えず出来上がりました。

 さて、粗原型が出来たら、今度は自作部に細かくペーパーがけを行い、表面の荒れや更に細かい形状出しには、粗原型の上にポリパテを使って造形することになるのですが、ふと思い出したのが、飴玉2号の飼い主さんからの情報。飴玉2号は、フロントバンパーのナンバー部分の切り取りとグリル部分がルーバーになってるってのが主な変更点かと思ったら、純正インタークーラー導風口の縁取りが無いこととヘッドライト下部・ウィンカー横のスリット部分がメッシュに交換されていると教えて貰いました。折角教えた貰ったので、

↑こんな感じで処理してみました。メッシュは仕上げ時にエッチングメッシュを入れて処理することにします。 ってな感じで、今日の所は時間切れ。各エアロの本格的な形状出し→表面処理は次の機会に・・・・・。車の模型って、実は塗装の時が最も面白いんですよねぇ。早く塗装作業に進みたいものですな。
コメント
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