がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/35 BANDAI BATMOBILE ver.Batman Begins

2005年06月23日 | 模型
先日ここで書いてた「お目当て品」を本日無事確保して参りました。今回のアイテムは、映画「バットマンビギンズ」版のバットモービル!であります。バットマンは過去何度も映像化されていまして、その中で登場するバットマンの愛機はAMT辺りからキット化されることもあった訳ですが、今回のビギンズ版では日本のバンダイがキットをリリースしてくれました。これがですね、もう格好いいんすよ。過去の作品中のバットモービルは、どこか垢抜けないというかオモチャチックでしたが、今度のビギンズ版は無骨な装甲車って感じで重厚感が段違い。映画公開前に開示されたこのバットモービルのデザインを一目見てからスッカリ魅せられていたのですが、思いがけず早い時期にキットとして入手することが出来て、オッサンいい年こいて御満悦です。

 先ずはキットの箱。プロップの画像と思いきやキットの完成品の画像かな?でも、キットとは細部が少ーし違うので謎であります。こうしたキットの場合、所謂フ○ミ型パッケージング注意書き、即ち「箱絵とキットは中身が異なる場合があります」って場合があるわけで、言うなれば入り口で写真指名してイザ御対面すると全然違ってたっていうパターンが良くある訳ですが、こいつはどんなもんでしょうかね?


 で、説明書を見てると、どうやら海外キットのOEMとかではなくバンダイが設計をしてるらしく、同社の屋台骨であるガンプラ同様、基本的には接着剤不要のスナップキットになってる模様。元来ガンプラとは縁遠い私ではありますが、昨秋に酔狂でMG版シャア専用ズゴックなるものを暇つぶしがてらに無塗装素組で組み立ててみたことがありましたが、そん時にはその設計レベルの高さとパーツ分割の巧みさには舌を巻いたもんです。ひょっとして、このバットモービルもパチピタか?と確認を兼ねて仮組みなんぞ始めてみやした。使用工具はニッパーとカッターのみで格闘することおよそ30分、

こんな感じで殆どのパーツが抜群の精度で組み上がってしまってビックリ仰天。見えないところはそれなりのディテールですが、可視域は見事なディテールでバットモービルを再現しております。これは凄い!パチピタスナップでこの精度!すげぇなBANDAI。


 リアもこんな具合で出来が良いです。っつーか、個人的には色塗るくらいしかやることナイって感じ。ネットで拾い集めた実在の撮影用バットモービル(なんとクローズドコースでも走行可能なのだ)の画像と比べてみても、非常に良くできているんです。見えないところは徹底してディテールをオミットしてるところも潔くてイイ(笑)。強いて言えば、この機体の特徴の一つである可動式のリアの6枚翼の建て付け方がキットではスナップキットであるために少々異なっている点くらいのもんですな。なにもしないのはちと悔しいので、この羽根の部分と各部のシリンダーのディテールアップを考えております。塗装はモデルカー的手法よりもAFV的手法の方が絶対に映えると思いますな。ともかくこれはキャラキットというより、完全にスケールモデルと言える出来の製品です。


 ただし、このキットですが、スケールが1/35なんですよねぇ。デザインが装甲車って事でAFVの定番サイズ1/35にしたのかは定かではありませんが、出来ればカーモデルとして1/25で作って欲しかったな。旧作バットマンのバットモービルもAMT辺りのは1/25でsからねぇ、、、並べたい人は困りそうです。ハセガワのカローラのジャンクボディと比較してみても

これほどの大きさしかないんすよ。1/24だったら迫力も倍増で尚良かったのに惜しいなぁとも思います。


BANDAI 1/35 BATMOBILE
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試行錯誤(1/20 ST27 ロータス79)

2005年06月23日 | 模型
 先日模型店にて、タミヤのインプレッサWRC05モンテ仕様が売ってたので早速購入。

 インプはカルトデカール入りの2001を購入して以来なので久しぶり。中を開けて色々見てみたんですが、2001以降のインプは総じて2001年型の金型改修で出来てるようですね。パーツに不要パーツが多いので判ったのですが、明らかな完成品ミニカーへの転用前提のZとか、金型改修での新製品リリースとか、業界内の自動車模型という分野の冷え込みぶりが伺える気がします。っつーか、タミヤの場合は輪を掛けてやる気がない状態か?
 でも、インプ05のキットそのものの出来自体は良いみたい。特にアンテナやキャビン内小物パーツの出来は、この手のレースカーでは定番化しつつある社外パーツ使用や自作パーツ作成によるディテールアップが不要な程の良い出来です。昨年末に04ラリージャパン仕様が出てましたが、グラベル仕様だったので「どうせバリエーションでターマック出るはず」と踏んでスルーしておりましたが、案の定モンテ仕様のターマック使用。車種にも因りますが、インプの場合は車高の低いターマックの方が似合うと思ってるもんで、今回はしっかりと買っちゃいました。実はもう一点、お目当てのキットがあったのですが、九州って事で他のエリアよりも入荷が一日~二日ずれるとかで入手できず。予約しておいたら今日になって「入荷したよ~ん」って連絡入ったので、明日にでも取りに行ってこようかと思います。何のキットかも含めて報告は明日以降っつーことで。

 さて、ロータス79ですが、ちょっと悩み事発生で試行錯誤の末に作業が停滞中。取りあえず、給油口上の砲弾型カバーの形状がどうも気にくわないので、彫刻刀やらヤスリやらで形状修正をしてみました。


キットのままだと断面が半円なのですが、色々資料を見てるとどうも滑らかな凸形状の断面になってる様に見えるんですよね。JPSロータスって車体カラーが黒なので、資料を見てても色々判明しにくい部分が多くて困っちゃうわけですが、この部分も光の反射具合等で先述のような形状の違いがあるように見えるんです。で、早速改修してみたわけであります。殆ど彫刻刀で形状出しをしたので、現在はBe-Jプラサフ+タミヤ溶きパテで刃傷均しの真っ最中です。

 お次はコクピットパーツの成型。T78と違ってT79はフルカウリングボディになってるお陰もあり、コクピット内は簡素になってるんですが、ステアリング裏のバルクヘッド裏とボディーパーツの間に大きな隙間が出来てしまいます。実際にはアルミ製モノコックの上にカウルが被さっている構造なので、それらしく見えるようにメタル製のバルクヘッドパーツを前方に延長してやることにします。
 先ず、この手の作業では御約束なアイテム「メンタム」

を、ボディーパーツのコクピットが填る部分、特に先述のバルクヘッドパーツの裏付近に塗り込みます。そこにポリパテを、バルクヘッドとボディパーツとの隙間を埋めるように充填し

この状態でパテの乾燥を待ちます。乾燥したならボディーパーツからコクピットパーツを引っこ抜きますと、メンタムのお陰で綺麗に剥がすことが出来るって訳です。

これをヤスリや彫刻刀を使って成型してやり、最後に洋白板から切り出した三日月型の風防(?)を埋め込めこめばコクピット前方にちらりと見えるモノコックパーツって雰囲気になるわけです。

 形状出しが済んだらサフ吹いて磨いて仮組。これでも若干の隙間が残りますが、カウル側のU字型風防が付けば、隙間は見えなくなるのでこれでよしということにします。でも、このU字風防が、なんだか形がおかしいんだよなぁ。これも後々改修って事になりそうです。


 さてさて、今回作業したコクピット回りに関して言えば、ちょっとこの先どうしようか悩んでることがあります。冒頭で言った試行錯誤ってのもここの話。といいますのも、コクピット・フロントサス基部・サイドラジエターマウント・エアインレットが

この様に一体化されているために、作業が思ったように捗らないんですよね。特に、コクピット=アルミシルバー/モノコック=グロスブラック/ラジエターマウント=アルミシルバー+フラットブラックって感じで塗装も面倒くさい。さらに、ボディーパーツに対して合いが悪く隙間も盛大です。内側を先に塗って云々とか色々考えたのですが、結局

こんな感じでパーツを三分割し、先ずはコクピット内をある程度仕上げておいてアルミ色で塗装、更にボディ側のコクピット内壁部も先に塗装しておいてから、一旦コクピット全体を一時マスキングした上でボディと接着し隙間を埋めておく事にします。残るラジエター部分は組み立ての最後の方でも取り付けが出来るようにしておく事で、塗装と組み立てと仕上げの効率化を図ったつもりですが、どうなるやら今のところは判りません(笑)。

 そんな訳で、分割した部分が最終的に再度合体する際に辻褄が合うように、御約束のメンタム攻撃でフィッティグ出し用のポリパテを擦り込み目下ブースで硬化待ちっす。
コメント (4)
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