鼻風邪も漸く回復したので作業再開です。24日から三日間ほど関西方面に出張らなけりゃならんので、それまでに塗装→デカール→クリアーまで済ませておきたい。普通ならボディー塗装までたどり着ければ、スケジュール的に間に合うんですが、今回はJPSカラーってことで、デカールが少々厄介。ピンストのデカールって、場合によってはデフォルトの状態を貼りやすいように細かく切り分けて、更に「貼る→乾燥→ソフター→乾燥」を時間掛けて繰り返さなきゃならん場合があるですよ。明日にはデカール貼りを開始するのですが、可能であれば明日中に貼ってしまい、明後日クリアーを吹いて出張中に乾燥。帰宅後に磨き出しなんって上手く運んでくれると嬉しいんですがねぇ。どうなるやら。
そんな訳でボディー塗装です。実は、前回の製作記の後、プラサフを吹いては修正ってのを二度ほど繰り返してます。吹く度に小傷が見つかるんですよ(笑。特にボディーカラーが黒なので気を遣う。黒って何でも隠すようで、実は薄~い傷でも浮いてしまうので、下地はメタリックを吹く前の如く綺麗にしておく事が重要。かと言って、サフを吹きすぎると塗膜が厚くなってモールド殺しちゃうので、修正作業によってサフが剥がれた部分をピンポイントで狙って吹き足してあります。修正が済んだらパーツを一番細かいスポンジヤスリで研磨します。
又、サイドパネル・リアウィング翼端板に関しては、エッチングパーツなので元々表面が滑らかです。ここにサフを吹くと逆効果になるので(荒れる)、これらは単なるメタルプライマーで処理します。
今は真冬で気温が低く塗料の乗りが悪くなりがちなので、ここで一旦塗装するパーツを乾燥ブースに放り込み暖めておきやした。
で、全ての準備が揃ったら、ボディー塗装開始。JPSの黒って個人的にはクレオスのスーパーブラック+#5青少々ってのが好きなんですが、このT91のキットのデカールは、一部のマーキングの縁に黒い枠が印刷されてしまっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/64/d22219318bc4baa0f25a8b82d0dee908.jpg)
なので、無闇に青みだの赤みだの足しちゃうとやぶ蛇になる場合もあるかもしれないと思ったりしない訳ではないのかどっちやねん!
で、今回は素直にフィニッシャーズのピュアブラックを使用。実はこの色の単色使用は初めてです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f7/8012641cf90704aa9e33d11975672d3b.jpg)
塗ってみた感想ですが、ん~クレオスのスーパーブラックと似たような感じかな?それよりもちょっと濃いめな感じです。簡単に真っ黒になる”黒”は、反面深みのない墨系の黒になっちゃいがちですが、このピュアブラックは濃い割に「ボディー塗装色としての黒」で程良く深みもあります。粒子が濃いのか、いつもの希釈では上手く艶が出なかったので、いつもより若干薄めにして圧上げ気味に吹いてます。
このT91のボディーの塗装ですが、幾つか注意したいことがあります。何カ所かを集中攻撃で先に色をしっかり乗せてから全体を塗装するようにしないと、塗り残しや塗料垂れやモールド埋めが非常に起きやすい。図を使って説明しますと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e1/882a58f613bb0d5a556ed8fa0f708aaf.jpg)
先ず赤矢印で示した①のラジエターダクト部分は、1/43というスケールが災いして、非常に塗りにくいです。特に側壁が大変。ブラシのノズルを絞って、尚かつ圧も低めに薄めの塗料を慎重に細吹きしながら上から下から後ろから前から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/76/6420f7d4b04b8b71886f6de34e0732b4.jpg)
ガンガって吹きます。ガンガって何とか色は乗せたけど、外よりの側壁は特にですが、艶が出るような吹き方が出来ず・・・・チキショー。色が乗らないところはよーく見ないと見えないトコだ!って訳で、これで良しとします(え!?)
次に緑色の矢印②番で示したインダクションポッドの付け根部分。ここも非常に色が塗りにくい。下部だけではなく開口部周辺もボディーパーツとダクトの間に空間がありますので、そこらにしっかり色を乗せておくこと。
そして青い矢印の③。ここはサイドパネル接着用の段差があるんですが、ここもひっくるめてサフ→ブラック→クリアー→デカール→クリアーと吹いちゃうと、接着前に再度エッチングパーツとの摺り合わせが要求される恐れがありますので、この部分はマスキングして塗料を乗せないようにします。同様にボディーカラーで塗装するエッチング製サイドパネルパーツの裏側にもマスキングテープを貼っておけば、後で塗装の厚みで悩まされることもありません。ここは先に接着しようか迷った部分なのですが、ボディー側の凹部を深く均等に彫り込むか、或いはボディー側面に金属板を貼り付けるかしない限り、どうしても段差が出来てしまいます。要するに余計なカドが出来て磨きにくくなるような「気がしたから」別処理しますた。考えすぎかも知れませんけど(笑)。そんな訳でマスキング加減にも、磨き時にカドが出易くならないよう加減が必要。この辺りは文章で説明するのは難しいですな。っつーか、黒く塗った後では、画像でも何が何だか判らなくなっちゃう罠w
他にもボディーの各開口部周辺やコクピット周辺も色が乗りにくそうな箇所には先に色を乗せておきました。
ボディーパーツだけではなく、リアメインウィング・シャーシ(底面を除く露出部)にも同様の行程で黒を吹きました。
また、先述の通り、サイドパネル・リアウィング翼端板には、プラサフではなく金属用プライマーを吹き、プラサフと似たような自家適当調色のグロスグレーを作って下地吹き、更にその上に黒を吹いてます。グレーを下地に塗ったのは、プラサフ処理部分とプライマー処理部分で、トーンの差が万が一にも出ない用にとの配慮から。
全てのパーツに塗装が済んだら、一旦乾燥ブースに放り込んでおきます30分若程度自然乾燥の後スイッチを入れ1~2時間ブースの中で経過したトコで、再びパーツを取り出し、ソコソコ薄めたオートクリアーを吹いて、デカール貼りに備えます。
で、ここで忘れ物を思い出すオレちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/58/17e4110b5e93f198da22627edec41af1.jpg)
↑リアウィングのフラップを綺麗サッパリ忘れておりました。パーツボックスの中で放置プレイです。クリアーが終わってから思い出すところが「らしい」と言えばそうかも。これって、模型作る人なら一度や二度はやらかしたこと有るはずだと思いこんでしまう(笑)。いや、きっとあるはず!完成目前になって、「あ、ステアリングロッド塗るの忘れてた」とか「あれ?ルームミラーが余った・・・」とか「不要部品を避けるときに必要な部品も避けてしまった」とか、「オネェちゃんとベッドでパイルダーオンしようと服脱ぎだした時に、今日履いてきたパンツが履き古したパンツでヨレヨレでみっともないことを思い出した」とか、きっとあるはず!!!。まぁ、悔やんでも仕方ないので、このパーツだけの為に、プライマー→グレー→黒→クリアーの行程を敢行するハメになりました。あ~メンドくさ!!
壁の時計の日付が変わったところで、漸くボディー色塗装が終了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d2/d052a56a3b05ad112869fe6478919b05.jpg)
次回はデカール貼り→クリアー塗装となります。
製作開始からもうすぐ一ヶ月が経過してしてしまいますが、製作記はまだ六回目なんですよね(笑)。早い人なら2日でここまで来れるんじゃないでしょうか。
そんな訳でボディー塗装です。実は、前回の製作記の後、プラサフを吹いては修正ってのを二度ほど繰り返してます。吹く度に小傷が見つかるんですよ(笑。特にボディーカラーが黒なので気を遣う。黒って何でも隠すようで、実は薄~い傷でも浮いてしまうので、下地はメタリックを吹く前の如く綺麗にしておく事が重要。かと言って、サフを吹きすぎると塗膜が厚くなってモールド殺しちゃうので、修正作業によってサフが剥がれた部分をピンポイントで狙って吹き足してあります。修正が済んだらパーツを一番細かいスポンジヤスリで研磨します。
又、サイドパネル・リアウィング翼端板に関しては、エッチングパーツなので元々表面が滑らかです。ここにサフを吹くと逆効果になるので(荒れる)、これらは単なるメタルプライマーで処理します。
今は真冬で気温が低く塗料の乗りが悪くなりがちなので、ここで一旦塗装するパーツを乾燥ブースに放り込み暖めておきやした。
で、全ての準備が揃ったら、ボディー塗装開始。JPSの黒って個人的にはクレオスのスーパーブラック+#5青少々ってのが好きなんですが、このT91のキットのデカールは、一部のマーキングの縁に黒い枠が印刷されてしまっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/64/d22219318bc4baa0f25a8b82d0dee908.jpg)
なので、無闇に青みだの赤みだの足しちゃうとやぶ蛇になる場合もあるかもしれないと思ったりしない訳ではないのかどっちやねん!
で、今回は素直にフィニッシャーズのピュアブラックを使用。実はこの色の単色使用は初めてです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f7/8012641cf90704aa9e33d11975672d3b.jpg)
塗ってみた感想ですが、ん~クレオスのスーパーブラックと似たような感じかな?それよりもちょっと濃いめな感じです。簡単に真っ黒になる”黒”は、反面深みのない墨系の黒になっちゃいがちですが、このピュアブラックは濃い割に「ボディー塗装色としての黒」で程良く深みもあります。粒子が濃いのか、いつもの希釈では上手く艶が出なかったので、いつもより若干薄めにして圧上げ気味に吹いてます。
このT91のボディーの塗装ですが、幾つか注意したいことがあります。何カ所かを集中攻撃で先に色をしっかり乗せてから全体を塗装するようにしないと、塗り残しや塗料垂れやモールド埋めが非常に起きやすい。図を使って説明しますと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e1/882a58f613bb0d5a556ed8fa0f708aaf.jpg)
先ず赤矢印で示した①のラジエターダクト部分は、1/43というスケールが災いして、非常に塗りにくいです。特に側壁が大変。ブラシのノズルを絞って、尚かつ圧も低めに薄めの塗料を慎重に細吹きしながら上から下から後ろから前から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/76/6420f7d4b04b8b71886f6de34e0732b4.jpg)
ガンガって吹きます。ガンガって何とか色は乗せたけど、外よりの側壁は特にですが、艶が出るような吹き方が出来ず・・・・チキショー。色が乗らないところはよーく見ないと見えないトコだ!って訳で、これで良しとします(え!?)
次に緑色の矢印②番で示したインダクションポッドの付け根部分。ここも非常に色が塗りにくい。下部だけではなく開口部周辺もボディーパーツとダクトの間に空間がありますので、そこらにしっかり色を乗せておくこと。
そして青い矢印の③。ここはサイドパネル接着用の段差があるんですが、ここもひっくるめてサフ→ブラック→クリアー→デカール→クリアーと吹いちゃうと、接着前に再度エッチングパーツとの摺り合わせが要求される恐れがありますので、この部分はマスキングして塗料を乗せないようにします。同様にボディーカラーで塗装するエッチング製サイドパネルパーツの裏側にもマスキングテープを貼っておけば、後で塗装の厚みで悩まされることもありません。ここは先に接着しようか迷った部分なのですが、ボディー側の凹部を深く均等に彫り込むか、或いはボディー側面に金属板を貼り付けるかしない限り、どうしても段差が出来てしまいます。要するに余計なカドが出来て磨きにくくなるような「気がしたから」別処理しますた。考えすぎかも知れませんけど(笑)。そんな訳でマスキング加減にも、磨き時にカドが出易くならないよう加減が必要。この辺りは文章で説明するのは難しいですな。っつーか、黒く塗った後では、画像でも何が何だか判らなくなっちゃう罠w
他にもボディーの各開口部周辺やコクピット周辺も色が乗りにくそうな箇所には先に色を乗せておきました。
ボディーパーツだけではなく、リアメインウィング・シャーシ(底面を除く露出部)にも同様の行程で黒を吹きました。
また、先述の通り、サイドパネル・リアウィング翼端板には、プラサフではなく金属用プライマーを吹き、プラサフと似たような自家適当調色のグロスグレーを作って下地吹き、更にその上に黒を吹いてます。グレーを下地に塗ったのは、プラサフ処理部分とプライマー処理部分で、トーンの差が万が一にも出ない用にとの配慮から。
全てのパーツに塗装が済んだら、一旦乾燥ブースに放り込んでおきます30分若程度自然乾燥の後スイッチを入れ1~2時間ブースの中で経過したトコで、再びパーツを取り出し、ソコソコ薄めたオートクリアーを吹いて、デカール貼りに備えます。
で、ここで忘れ物を思い出すオレちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/58/17e4110b5e93f198da22627edec41af1.jpg)
↑リアウィングのフラップを綺麗サッパリ忘れておりました。パーツボックスの中で放置プレイです。クリアーが終わってから思い出すところが「らしい」と言えばそうかも。これって、模型作る人なら一度や二度はやらかしたこと有るはずだと思いこんでしまう(笑)。いや、きっとあるはず!完成目前になって、「あ、ステアリングロッド塗るの忘れてた」とか「あれ?ルームミラーが余った・・・」とか「不要部品を避けるときに必要な部品も避けてしまった」とか、「オネェちゃんとベッドでパイルダーオンしようと服脱ぎだした時に、今日履いてきたパンツが履き古したパンツでヨレヨレでみっともないことを思い出した」とか、きっとあるはず!!!。まぁ、悔やんでも仕方ないので、このパーツだけの為に、プライマー→グレー→黒→クリアーの行程を敢行するハメになりました。あ~メンドくさ!!
壁の時計の日付が変わったところで、漸くボディー色塗装が終了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d2/d052a56a3b05ad112869fe6478919b05.jpg)
次回はデカール貼り→クリアー塗装となります。
製作開始からもうすぐ一ヶ月が経過してしてしまいますが、製作記はまだ六回目なんですよね(笑)。早い人なら2日でここまで来れるんじゃないでしょうか。