がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

跳ね馬祭り?

2006年09月21日 | 模型
 911GT1の研ぎ出し。最初のペーパー掛けで悪戦苦闘中です。
やはりと言いますか、クリアー後の放置期間が長かったため、塗膜がメタクソ硬いです。
デカールの問題から艶出し吹きまでしてないので柚肌の表面ということもあり、1パネルごとに丁寧に研磨中。


 話変わって、LM仕様が最初から選択できると知って慌てて発注した
レベル=モノグラムのコルベットC6-R
が届いてますんで、ちょっとご紹介。
 ボディーフォルムの印象は、とっても好印象です。グラマラスなC6Rのフォルムを、多少のディフォルメを感じるとはいえ
巧みに表現できて入るんじゃないでしょうか。中身は今回も見えないとこまでパーツ化したフルディテールです。
 前回のC5-Rではボディー各所のルーバーが抜けていなくて不評が多かったりもしたのですが、今回は見事なまでにフェンダー上のルーバーが抜けております。
また、フルディテールなのにカウル類が完全固定仕様というのはいかがなものか?と思ったのか知らないけど、
ボンネットとドアは別パーツになってます。ドアは開閉選択式とか開閉ギミック込みというわけではないのに別パーツになってて、
開口部にはドアのスラッカー周辺がちゃんとモールドされてて、開けたいならドゾって感じで挑発しております。
また、足回りの構造が、ディテールパーツはちゃんと備わってるけど実は前後ともシャフト固定という、
なんだか最近のタミヤみたいな手法を採用してきました。デカールは、カルトグラフとかではなさそうなので、
これはクリアー吹いてみないとどうなるか不明ですな~。あと、見た感じの難点としては灯火類の再現。
リアセクションのクリアーレッド成型は素直に歓迎ですが、ヘッドライトのプロジェクターライトが全てメッキパーツで済まされてるのは残念。
まぁ、レベ・モノに限らず外プラは灯火類の表現がイマイチなので、毎度のことといえばそうなんですけどね。
 


余談ですが、私が買った個体は所謂「欠品ミス」でありまして、タイヤが入ってませんでした(笑)。
外プラはこういうとき海の向こうに文句の矛先があるので厄介ですな。ただ、タイヤって事で、外プラ好きな方はご存じのように

「むしろ使いたくない」

ぱーつの一つでもあるので私的には問題なし。早速ジャンク漁ってみると、タミヤのGTカーのタイヤが
C6Rキット側のホイールのタイヤ固定用の出っ張りを削り落とす必要はあるものの径的にピッタシです。
もう、どこが1/25やねん!っつーくらいピッタシww。
※補記:右上の画像の拡大したものを自分で見ていて、ボディーの袋に同梱されてるらしい事にさっき気づいて
さっそく確認してみたらちゃんと入ってました。いつもの梱包パターンと違ってて見落としちゃったよ。
ごめんねレベちゃん。でもやっぱり使わない気がする質感のタイヤですたww。



 またまた話変わって、Romeoさんのブログで来月開催のホビーショーに出品される、各社の新製品が判明してる事を知り、早速裏取ってみた。
 今回はフジミの頑張りというかやたらとフェラーリ関連が多く、跳ね馬教信者としては嬉しい年の瀬になりそうです。

タミヤ
  フェラーリ FXX
フジミ
  フェラーリ 365GT4BB
  フェラーリ 512BB
  フェラーリ 512BBi
  フェラーリ 599
ハセガワ
  フェラーリ 328GTB
  フェラーリ 328GTS
  フェラーリ 348tb
  フェラーリ 348ts

以上全て1/24スケール

というラインナップが判明してます。フェラーリFXXに関しては、業界内では「どうも出るらしい」と結構前から話回ってたんですが、
「でも今のタミヤだからねぇ、RCだけで終わるかもよ」とエクスキューズが出てたんですが、結局出る様です。
某社のトランスキット買っちゃった方にはちょっと悲しい発表かも。
 もう一つはTAKATA NSXで「またNSXかよ!」って感じであり、実はFXXも200%既発のエンツォのパーツ差し替えであるのは間違いなく、
時期外れに新規開発のSLRマクラーレン出したかと思えば、旬にはパーツ替えバリエーションのみと、最近のタミヤの自動車模型の展開は、何となくチグハグな印象です。


 フジミは、最近過去の製品の再販だけではなく、もの凄く積極的にフェラーリ関係を製品化してきてるんですが、
今回も名車512BB三兄弟こと365GT4BB/512BB/512BBiと599の計四種を新金型で発売!
1/24プラモだと各パネルが開口するようになってる割にチリが悉く合わないマルイのものを初め、
幾つか有るには有ったけどマトモなのが無かっただけに、これも嬉しいお話です。
この車はメチャクチャ好きなので、久々に積み毒(作る用と積んどく用)を患いそうな予感。
599もドイツレベルとまたもバッティングしながらの登場です。

 ハセガワの四種は全て再販。所謂マテル版権騒動以来の再販になります。特に328系は現行時でも何故か流通が不安定で数が少なかったため、
オークション等では常軌を逸したプレ値で取引されていたキットですから、当時よりは800円ほど高い価格になってしまったとはいえ、
嬉しい人も多いのではないでしょうか?
 このハセガワノ四種ですが、個人的には名作キットと呼んでも良いくらいの良くできた製品でした。
手持ちストックで紹介しますと




 ミッドシップ特有のスリットが328も348もボディー各所に開いているのですが、これが悉く抜けている(ちゃんと穴が開いてるって意味w)んですよね。
しかも、その抜け穴に更にエッチング製のハニカムメッシュが付属しておりまして、エンジンやサスペンション周辺も
フルディテール並の細かさでパーツ化されてます。328なんてフロントグリルがエッチングの縦横組で再現するようになってるし、
各車両の形式プレートや馬マークなんかもエッチングでシャープに抜かれていて、当時としてはかなり凝ったキットでした。
今回の再販でも、この辺りの良さがスポイルされない再販であってくれると有り難いところです。
そらタミヤの最近のキットなんかと比べると組みにくいところもありますけど、市場的に最も元気があった頃の製品です。
手に入れたことのない跳ね馬好きには、是非一度組んでみて欲しい逸品であります。

 そーーれにしても、フジミ元気ですね!某社が山ほど企画をスタンバって、他社の新開発を察知すると
悉く同車種をぶつけて潰しにかかっていた歪な時代を知ってるオッサンモデラーから見ると、
このある種の「勢いの逆転現象」は感慨深いものさえ身に覚えますな。
コメント (14)
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