がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

手強い研ぎ出しと次のネタ

2006年09月26日 | 模型
 @河童です。出張連発の九月でしたが、月末が近づくに連れて出張仕事も佳境でございます。
出張というか正確には遠征仕事ってヤツでして、泊まりがけの分はもう終わってるんですけどね。

 その最中、あの私を模型から遠ざけ続けた猛暑が形を潜めた事もあり、時間があればポルシェ様を研いでます。
うーーーーん、硬い(笑。
 実は、ボディー色が白ということで、あまりクリアー層を厚くすると陶器っぽくなっちゃうため、
いつもよりやや薄めにコートしてあるクリアーですが、薄いが故に油断するとカド出ちゃいますので、
慎重にやっとります。やっと1500での研ぎも終わり、目下2000で研ぎ研ぎ中。





 で、硬いのでなかなか作業が進まない中、同じ事猿のようにやってても飽きちゃうので、前回紹介した次ネタをチョコチョコ作業中。

 で、前回は煮え切らない紹介だったので、今回はちゃんとご紹介。
 ネタは一部の方の予想通り、V8フロントミッドシップオープン2シータースポーツのアメ車でございました。
シェルビー・シリーズ1-V8

コブラの生みの親、キャロル・シェルビーのシェルビー・アメリカンが世に出した新世代シェルビーがシリーズ1。
4リッターV8をフロントミドシップに搭載し、NAでありながら320psの出力と40kg/mオーバーのトルクを有し、
尚かつ1200kgそこそこの軽量な車重のお陰もあって、、、、、、って、今時かなり凡庸なる仕様なんですが(汗。
ゲーム、グランツーリスモを最初のシリーズからやってる人なら知ってるかもしれない程度の、何となく日本ではマイナーな車です。

 キットは米レベル1/25のもの。フレームからエンジンマウントから、完成後は200%見えなくなる燃料タンクまで
パーツ化されたフルディテールキットですが、巧みにパーツが一体化されており、組み合わせ感も思ったより悪くなく、
基本通り作業すれば意外なほどパチパチ組み上がっていきます。

 ボディーフォルムも良い感じでシリーズ1の特徴を捉えているのですが、フロントマスクにやや難あり。

上の画像はキットのパッケージの画像なのですが、赤ラインが実車の写真で青ラインがキットの完成見本。
ラジエターグリルが気持ち小さく、しかも開口部の奥行きがキットでは殆ど無い状態になっています。
又、グリル両脇のドライビングランプも実車は穴の奥にユニットがあるのに対して、キットでは外装表面とツライチになってます。
バンパー裏側にフレームとインテイクパーツが装着されるためクリアランスが確保できなかったのか(それか金型設計上の都合か?)、
たったこれだけのことで随分印象が違うため、人形は顔が命とばかりに0.3mmのプラ版でグリル部を新造しました。

ランプ部は後ほど開口してユニットを自作して埋め込みタイプに変更します。

 他の部分に関しては、ウィンカーとリアの反射鏡が共にボディーにモールドされただけなので、
ここは何とかして透明素材に著色することでディテールアップをしたいところ。

 他には特にアウトラインで目立った改修ポイントは見あたりません(組み立てに関しては沢山あるけどw)。外プラ特有の灯火類の奥行きの無さを解消する位でしょうか?

 フルディテールになってるだけあって、結構凝ったところの多いキットでして、ボンネットが別パーツになってる故に
エンジンも再現されてるんですが、なんとボンネット裏の骨モールドも再現されてます。前に行くほどモールド間違ってんですけど(ぷ
 

 でも、そうした凝った演出のお陰でボンネットパネルが厚くなってしまい、結果ボディーにパネルを乗せてみますと

運転席側ピラー付け根付近が浮いてくれちゃうのでありました(笑。摺り合わせでは逝けそうにないので、これは少し熱強制が必要かな?そのままスルーして誤魔化しちゃうかな?エンジン適当こいてボンネット開かないように固定しちゃうかな?とかちょっと対策検討中。


 このキットの製作を思い立った理由ですが、実はちょっと調色してみたい色がありまして、調色すると当然塗ってみたくなる訳で、
これがかなり個性が強い色でもあるため、ストック棚の中から個人的に「イメージカラー」が存在せず
”変な固定観念を捨てられる車両”
を探してたところ、出てきちゃったのがこいつでありました。買ったのは一昨年くらいだったかな?

 そんなわけで、911のシャーシの製作の合間とか、研ぎ出しの合間にチマチマやっとったんですが、
ランナーのパーツが残すところ透明パーツくらいしか残って無い状態にまで仮組みが進んでおりまして、
どこがチマチマ息抜き程度なんだよ!って感じになってきてます。でも、外プラはボディーとシャーシの合体時に
ドラマ「24」並のどんでん返しが待ってる場合が多いので、油断は禁物でありますww

コメント (9)
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