がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(7)

2007年10月11日 | 模型
 すっとぼけてる間に、タメオ/銀線からティレル012のブーメランウィングとかF640とかが出てたのを思い出し、
ふとメイクのHPを見てみたところ価格にビックリ!!
所謂プロポーションモデルが税込みで14000円レベルで、フルディテールとかSuperKitだと20000円超えてますよ現場の蔵王錦記者!?!?
何なんですかその価格は!?
そのうちスタジオやヒロのF1キットを超えるんじゃね?(笑。つか、キットの方が完成品より高くなったりして?
流石にそれは無いだろうけど、もうちっと何とかならんものでしょうか?

私も同感ですよ社長!!流石にこの価格では、なんぼ密輸が楽な1/43のF1でも、おいそれと買うわけにはいかねーなー。
三年前にこの趣味に出戻る前のキット価格の感覚からすると倍以上の価格アップに感じますな。
そんなわけで、今後はタメオのキットは、余程気に入った車種以外は買わないと思います。
まぁ、既発品で欲しい車種は概ね揃えちゃってるし、今後は買うとしても既発ラインナップの中から
手持ちに抜けてる車種の補完を中心にして物欲を満たそうかと。こうやってユーザーが減っていくのね(笑。嗚呼悪循環。


 気を取り直して製作記。



 漸くボディーとシャーシがハマちゃんとミチコさんの様に合体できるようにまでなりました。
漸くっつって、確かに期間は二ヶ月を超えてますが、実作業時間は一週間にも満たないとはこれ如何に?w
 そう、このキットは、資料さえ無視すればメチャクチャ簡単ってことですね!ホントですよ。

 さて、前回工作したシャーシ回りで、キットにパーツが用意されていなかったシフトノブを製作。
 
サイドブレーキなんかもパーツそのものが無いんですが、何処に付いてるのか資料もないので潔く省略です。
シフトノブは、フロントウィンドウ越しにグリップ部分が見えてる画像が一枚だけ見つかったので、
そこから想像を加えてw太めのインセクトピンからドリルレースしてグリップ・シャフトを一体彫にて削り出しました。
基部は地球に優しくしてやる為に、ゴミになるはずのメタルのクズからの削り出しです。
ピアノ線やインセクトピンは、素材が硬質なのでかなり細くなるまで削っても負荷で曲がったりしにくいので好都合なのです。

 さて、外装の作業に入ります。研ぎ出し工程は毎度のことなので画像省略。今回は、外装の小物が異様に多い車体なので
研ぎ出しも「2000ペーパー→タミヤ細目→モデラーズコンパウンド」で一旦止めております。
残りの「(タミヤ仕上げ目)→ハセガワセラミック→ポリマー」はケースに固定する寸前まで施しません。
でないと、折角磨いても、小物のフィッティング作業してる間に、どうせ指紋やら小傷がペタペタ入りますんで、
その前に施工しても無駄になります。

 で、ライトの固定。通常私の場合は、ケースに固定してから灯火類はくっ付けていくパターンが多いんですが、
今回は特殊な体裁のライトになってますんで、この時点でレンズをくっ付けていきました。

↑キットのライト用のエポキシ樹脂の固まり。1.2mm~2mm程度の物が沢山付いてるんですが、
ボディーのライト用の穴に適切なサイズの物は半分くらいしか有りません(笑。つまり半分は使い物にならないってことですね。
で当然替わりの物を探すわけですが、フロントの一部にはインセクトピンの頭を、
そしてリアのコンビランプにはコトブキヤのHアイズSの丸形を使用してます。

 
これ、1mm径から用意されてて笑うくらいピッタシでした。ただ、各サイズまとめて1セットなので、
1サイズ辺りの入り数が少ないのが難点なんですよね。

  
結局フロントが二発(フォグ)をオミットするつもりなので8灯、リアが10灯で計18灯の灯火類です(笑。フォグ付けたら20灯!?
こんだけ多いと1発くらい紛失するかと思いきや、今回は一発もピンセットで弾き飛ばすことなく任務完了。
不器用な私には奇跡に思えます。まぢで。

 後は、左サイドのマフラーとカバーメッシュをこの時点で装着。でないとシャーシが固定できないんで。
金属製の遮熱板だけは、後からでも固定できるので最終磨き後に取り付けるつもり。
 で、今回の嘘800!

↑上手→部の二箇所の穴でございます。キットに最初からキャッチピン用として刻印されてたので、
それを信じて開口し塗装を済ませてクリアーまで進んだ後になって、ここは穴を開けなくて良かったことが判明(泣
さてどうしたもんか?考えても穴は埋まらないので、無理矢理ピンを打つか何かしてデッチ上げておくしかねぇな。
それか穴のままスルー^^;ま、マイナーな車だし案外気付かれないかも?

 さて、簡素簡単な箱車ヨンサンで、唯一とも言うべき面倒くさい事が定番化しているの窓の摺り合わせへ。
 先ず、このキットの窓はバキュームフォームと平板シートの二部構成になってます。三次曲面がキツいフロントウィンドウのみバQで他の窓は平板。
 そんなわけで先ずはバQから。バQタイプの場合でも、装着法には内側から填め込むタイプと
外からボディーに設けられた糊代に填めるタイプの二種があるんですが、このキットの場合は工作が楽な後者の方です。
 先ず、バQを切り出す前に、パーツを使って「万が一の時の保険」として複製用の型を起こしておきます。
今回は硬めの樹脂石膏で起こしておきました。カリセッケンを忘れずに。でないと型のバQが離型時に傷みますんで。

 で、摺り合わせを行うわけですが、これはもうコツとか何とか言うのはなく、唯ひたすらにチマチマと擦り合わせるのみ。
取り敢えず、パーツには切り出し線が一応入ってます。でも、こういうのは信用しても報われないことが殆どなので、
先ず一回り大きく切り出しまして、そこからペーパーで削り込んで形状を追い込んでいきます。
人によってコツは十人十色かと思いますが、私の場合のコツは、一辺ずつ追い込んでいかずに、四辺を満遍なく攻めるようにします。
そうしないと、どこか一辺に引きずられて他の辺で辻褄が合わなくなる事が多かったんですよね。理由は判らんけど。
あと、削る際には600番とか800番とかでチマチマやっても時間が掛かるだけなので、240番とか320番とか使って削ってます。
最終的には1000番辺りで切り口を整えるんですが、番手が粗いペーパーを使うと、一擦りでスパッと削れるので追い込みやすいです。
そんな感じで擦り合わせていき、最終的には糊代に乗っけただけでピタッと収まれば大成功

↑、すんません。窓の映り込みにピントが来てしまってます--;。

 他の窓は全て塩ビシートの切り出しで再現されます。シートには一応切り出し線が印刷されてますが、
BBRの様にカット済とかの親切設計ではありませんで、自分で切り出す必要があります。念のため、これも
原寸大コピーを撮っておいてから切り出します。当然、この切り出し線も信用できるわけではないので、
切り出し線より二回りくらい大きく切り出してから、ボディーと仮組みしながらペーパーで追い込んでいきます。


尚、ペーパーの番手がキツいこともあり、シート片面には養生用の粘着力を極力弱めたマスキングテープを貼って作業してます。
あと、この手の印刷済シートを触る際には、印刷が載りやすいようにか知らないけど、表面に謎の液体wが塗布されてることがあり、
その場合、指紋とか付くと取れにくくなりますんで、ノンパウダータイプのゴム手袋を装着して事に当たります。
 又、リアクォーターにはエッチングの給油口が、リアウィンドウには通気用の穴がそれぞれ追加されますんで、
この時点でそれぞれ追加しておきました。

 摺り合わせさえ終えれば、後は接着するだけなので山は完全に越えました。後は黙々と
パーツをくっ付けて完成に向かうのみです。

さぁ、そろそろ次のネタを考えなきゃ!(あれ?アオシマのシルビアは???ww)
コメント (11)
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