昨日、狛江から調布辺りまで多摩川の堤を歩きました。
堤沿いに桜がずーっと植えてあってちょうど花見頃です。
堤の桜を見ると思い出すのが滝廉太郎の「花」です。
春のうららの隅田川~♪ というあの歌です。
あの歌の三番、
錦おりなす ちょうていに
くるればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとふべき
これを小学生の時に聞いて(歌って)
「ちょうてい」が長堤だとは思いませんでした。まあ子供には無理です。
その頃知ってた「ちょうてい」は「朝廷」でした。
なので小学生だった私がイメージしたのは
錦おりなす宮中の晩餐会。夜になって月がのぼり飲めや歌えや舞い踊り…げに一刻も千金の…
源氏物語絵巻みたいな斜め上から見た華やかな十二単や直衣の貴族の宮中の宴会。
絵本で見たような竜宮城の様子も入っています。
ずいぶん後になって「長堤」らしいと知ったのですが、やはりこの歌にはそのような花を見ながらの華やかな宴会のイメージがついてしまいました(^^;)。
調布の京王閣競輪場の向こうまで歩いて、帰りは多摩川に平行している用水路に沿った遊歩道を歩いて帰ってきました。
遊歩道には色々なオブジェもあって、これは迫力のあるサイの像。
題名は「大地の使者」でした。