ずいぶん前、(20年以上前…)、「東京の見どころ区分地図」に載っていた「民具ざる犬」↓
(昭和56年発行の地図)
このざる犬「欲しい~」と思い、そしてなぜかこれが今戸焼の土人形と思い込み…、
さらに、今戸に行けば今戸焼の店はあると思い、(鎌倉には鎌倉彫の店があり、会津に行けば会津塗の店があるみたいに)、台東区の今戸に出かけてみました。
今戸のあたりを当時うろうろしたのですが、そんな店は一つもなく、ガッカリして帰ってきた覚えがあります。その後浅草辺りで この張り子の笊犬を見つけ、
もう今戸焼のことは忘れていました、、、。
ところが、マトリョーシカつながりで時々コメントくださる春さんのブログから、今戸人形を現在つくっておられる「いまどきさん」を知り…「いまどき」さんのブログものぞかせてもらっていたら、、、
今日から丸善本店で人形展がありそれにいまどきさんの今戸人形も出展されると分かり…初日に早速行ってみました。
本物の、今戸人形の「犬」です!
「笑顔が素敵な犬」
いまどきさんのプロフィールを見ると、今戸焼は東京隅田川の畔の天然土を材料に焼かれていたものですが、戦前までで廃れてしまったそうです。それをいまどきさんが古いお手本や資料を頼りに再現されたということです。(あー、当時今戸に行けばそこここにあると思ったのが浅はかでした)
丸善・丸の内本店でやっているのはこの人形展です。
「民俗と創作の出会い」とか「異次元の存在」とか…。国内外の様々な創作人形が展示されてます。一つ目の人形とかちょっと怖いのもありましたが…。
今戸人形は沢山、色々ありました。興味があおりの方は、お近くなら早めに行かれることをおススメします。