岡山県倉敷市、神遊山遍照院(真言宗御室派)。
平安時代の985年足高神社の神宮寺として開山したと伝える。
白壁の土塀に囲まれて、本堂、客殿、四国八十八ケ所お砂踏み霊場などが
ありますが、三重塔は塀の外、街の中に出張させられた形で立っているのです。
寺の開山時にも三重塔があったと言いますが、今の塔は室町時代(1416年)の
再建。岡山県に残る三重塔としては、3番目に古いもの。国重文指定。
高さ21m。和様に唐様を採り入れた様式と言われます。軒の出が深く、屋根の
勾配や反り具合、各層の逓減率など総て程よいと思わせられる見事な形を
持っています。
辺りは倉敷の市街地を外れた郊外の平地であり、離れた場所からもその美しい
形を見ることができるのです。
細部に目を向けると、室町時代特有と言われる木鼻、尾垂木上の華麗な持送り
など。軒端の飾り瓦は通常の鬼瓦ではなく、梵字を彫った棟瓦となっています。
地元の方には、或いは失礼かもしれませんが、観光地でもない、それほどの
大寺でもないこの場所で、これほど見事な三重塔に出合えるとは・・。
驚きの体験となりました。









平安時代の985年足高神社の神宮寺として開山したと伝える。
白壁の土塀に囲まれて、本堂、客殿、四国八十八ケ所お砂踏み霊場などが
ありますが、三重塔は塀の外、街の中に出張させられた形で立っているのです。
寺の開山時にも三重塔があったと言いますが、今の塔は室町時代(1416年)の
再建。岡山県に残る三重塔としては、3番目に古いもの。国重文指定。
高さ21m。和様に唐様を採り入れた様式と言われます。軒の出が深く、屋根の
勾配や反り具合、各層の逓減率など総て程よいと思わせられる見事な形を
持っています。
辺りは倉敷の市街地を外れた郊外の平地であり、離れた場所からもその美しい
形を見ることができるのです。
細部に目を向けると、室町時代特有と言われる木鼻、尾垂木上の華麗な持送り
など。軒端の飾り瓦は通常の鬼瓦ではなく、梵字を彫った棟瓦となっています。
地元の方には、或いは失礼かもしれませんが、観光地でもない、それほどの
大寺でもないこの場所で、これほど見事な三重塔に出合えるとは・・。
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