枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

木造校舎の暖かさに触れ・・笠岡、真鍋島、真鍋中学校

2011-10-23 | 古いもの、昔の人
          岡山県笠岡市にある笠岡諸島の最南端、周囲7.6kの真鍋島があります。
          その昔、藤原氏の一族が真鍋氏を名乗り、水軍の根拠地を置いた島とも・・
          全国に拡がる真鍋姓の発祥地でもあるのです。
          島の人口は、ここも年々減少の傾向。現在は285人とか。半農半漁の島です。
          そんな島に開校当時のままの木造校舎が、それも現役である・・と聞いて
          行ってみることにしました。
          真鍋中学校、昭和22年村立の学校として開校。今は笠岡市立となっています。
          昭和59年、映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地として使われたことでも知られます。

          本浦港を見おろす、少しの高台。青い空に白雲乱れる下、立派な校舎の
          木目浮き立つ外壁が、窓が・・輝く廊下が、天井が、懐かしさを秘めた暖かさで
          迎えてくれました。
          校舎の広さに比べて、生徒の数はその姿を見ることが難しいほど少ないよう
          ですが、こんな学校で学べることの幸せを感じさせる・・そんな中学校でした。
































































   
          船着場の桟橋が見える路地は黒い猫の住処です。そんな所の二人も座れば
          いっぱいになる食堂で蛸めしを戴きながら親父さんの話を聞きます。
          「ワシはこの中学の1期生や・・
          もののない頃でなー、皆で島の木を切って校舎造ったもんや・・
          今、生徒は何人かのー、先生の方が多いうて4、5人はおるじゃろー・・」
          後で聞いてみると、今年は2年生1人、3年生1人の2人だって・・
          修学旅行は、隣の島の中学校と一緒で東京に行った。それでも一行やっと9人
          だったとか・・














最新の画像もっと見る

コメントを投稿